Gサミットの贈答品
映画のような演出で、実際テロの心配もあり、ハラハラドキドキしながら実況中継を見ました。伊勢神宮内宮の宇治橋を渡るところが最初の見せ場。各国の首相が一人ずつ宮司さんに先導されて歩くところは珍しい不思議な場面でした。見えるところに護衛官は一人もおらず、見ている方が心配になるほどの距離を歩かれました。調べてみたら、長さ101、8m、幅84、2mの木造の和橋でした。
次の日は、歴史的と言われるオバマ大統領の広島訪問。よく来て下さいました。アメリカ人にとっても、日本人にとっても、世界中の人々にとって心温まる記念日になりました。複雑な恐ろしい社会の中で、核兵器だけでなく、紛争、テロが無くなるのは世界中の人々の願い。真実の願いであるのに難しい目標。でもその方向がはっきりしたことは、希望が見えてとても嬉しいです。
以上前置きで、長くなりました。私が気になったのは、贈答品の中の『肥後象がん』の万年筆でしたが、調べてみたら、全ての贈答品がわかりました。
1、萩焼の花瓶 (山口県)
2、秀衡塗(ひでひらぬり)のペアの酒杯(岩手県)
菱形の金箔を使い、漆絵でデザイン化した草花を描いたもの。
3、玉虫塗の小物入れ(宮城県)
漆を塗り重ね、光の加減で色合いが微妙に変わり、タマムシの羽の輝きと似ている。
4、会津ほまれ藩州産山田錦仕込み純米大吟醸酒(福島県)
5、肥後象がん万年筆(熊本)
肥後象がんの万年筆は、真ん中あたりにくる鉄のキャップリングに純金で『春の到来を告げるさくら』と『秋の紅葉を彩るいちょう』をはめ込んだ物でした。3万円とありました。
1から5、どれも素晴らしい物で、東日本大震災と熊本大震災の地域から選んだそうです。日本の伝統工芸品の幅の広さと深さにも新ためて感動しました。
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