【詩】Uno sola storiaーたったひとつの物語ー
あごのニキビが今にも出たそうに
ぷっくら出ている
ムカツクから潰した
膿を出して血が出てもまだ
ズキズキする
まるで今のわたし
瞳の奥は憎しみと愛情
が半分ずつ
なにひとつ心に響かない優しさ
笑顔でありがとうと言った
でもわたしの心は
ズタズタに切り裂かれている
悔しくて泣きそうな心を
なんとか平常心に保つ
嫉妬と憎悪に負けた
ただの化け物なんかに
なりたくない
ただただ金と欲と快楽だけで
生きるモノにもなりたくない
心の奥底から
優しさで溢れた世界と
家族よりも強く繋がりたい
血が邪魔をする
いつだってそう
その名を汚すなとか
恥をかかすなとか
礼儀がどうとか。
羞恥心なんか
とっくの昔に捨ててやった
ただ守るべきモノを
守り続けるためには
全てを失ってもいいと
覚悟する勇気が必要だった
ああ、何度だって立ち上がってやる
あんたらなんかに負けない
ワタシは傷ついて、傷ついて、
立ち上がれなくなっても
立ち上がってやる
へし折られたプライドも
最後の一本が折れたとしても
立ち上がってやる
そうやって人は強くなるものでしょ?
誰も知らない物語が
世界で溢れてる
その人生は5年後、10年後
何を成し遂げているだろか…
私たちの物語もその一つ
あなたはどんな物語ですか?