【備忘録】Synthesizer VとAudacityでカバー曲を作る際のミキシング手順
この記事は、初心者の方向けにSynthesizer VとAudacityを使ってカバー曲を制作する際の基本的なミキシング手順をまとめたものです。
これを参考にすれば、とりあえず「いい感じになる」曲が仕上がるはずです。
ぜひ参考にしてみてください!
使用するソフトウェア
Synthesizer V:ボーカルトラックを作成するために使用します。
Audacity:音源のミキシングと最終調整を行うために使用します。
作業手順
1. Synthesizer Vからボーカルトラックを出力
まず、Synthesizer Vでボーカルトラックを作成します。
完成したら、WAV形式でボーカル音源を出力してください。
2. AudacityにInstrumentを取り込む
Audacityを開き、ボーカルなしのカラオケ音源(Instrument)を読み込みます。
メニューから[ファイル] > [取り込み] > [音声データの取り込み]を選択。
Instrumentファイルを選び、取り込みます。
3. ボーカルトラックを追加
次に、Synthesizer Vで出力したボーカルトラックをAudacityに読み込みます。
同じ手順でボーカルトラックを追加します。
ミキシング手順
Audacityで以下の3つのエフェクト処理を行います。
これらの処理で音を調整し、バランスを整えます。
1. コンプレッサー
コンプレッサーを使うと、ボーカルの音量が一定になり、全体的に聴きやすくなります。
手順:
ボーカルトラックを選択。
[エフェクト] > [コンプレッサー]をクリック。
以下の設定を入力:
しきい値:-18 dB
ノイズフロア:-50 dB
比率:2.5:1
アタック時間:0.2 秒
リリース時間:1 秒
[OK]をクリックして適用。
2. EQ(イコライザー)
EQは音域を調整するエフェクトで、特にボーカルの明瞭さを強調するのに役立ちます。
手順:
ボーカルトラックを選択。
[エフェクト] > [グラフィックイコライザー]をクリック。
次のように調整:
低音域(100Hz以下)を少し下げる(-3dB)。
中高音域(3kHz〜5kHz)を少し上げる(+3dB)。
高音域(8kHz以上)を微調整(+1〜2dB)。
3. リバーブ
リバーブを加えることで、ボーカルに空間的な広がりを持たせます。
手順:
ボーカルトラックを選択。
[エフェクト] > [リバーブ]をクリック。
以下の設定を入力:
ルームサイズ:50%
ディレイ:10 ms
減衰時間:2 秒
ドライ信号レベル:-6 dB
ウェット信号レベル:-12 dB
[OK]をクリックして適用。
4. 音量調整
最後に、各トラック(Instrumentとボーカル)の音量を調整します。
手順:
各トラックの左側にある音量スライダーを使い、バランスを調整します。
Instrumentはやや大きめに(ボーカルが負けない程度)。
ボーカルはクリアに聴こえるように設定。
まとめ
この記事では、Synthesizer Vで作成したボーカルとAudacityでの簡単なミキシング手順を紹介しました。
あとは自分なりの調整を加えていってください。