秋服、買わずに乗りきれるかーマイ・チープシックを考える
典型的などんぶり勘定タイプです…。
服や小物は、なるべく厳選していきたい。それでも気に入ったアイテムがあれば、お金の出入りや貯金のことはあまり考えずに買っていました。
でも、フリーランスで収入は不安定。
だんだんと「このまま好きにお金を使っていいのかな?」と不安が募ってきました。
手持ちの服で乗りきる作戦
一念発起して、各口座の残高を確認し、1か月分の家計簿をつけてみると、「そんなに服とか買ってる場合じゃないかも」ということが判明(汗)。
となると、まず今年の秋服は手持ちのもので乗りきれないか。
主力となる服やアイテムは、スマホのメモアプリにリスト化しています。
秋に使えるアイテムをピックアップして、今着たいと思えるコーディネートを組んでリストアップしてみると、どうやらいけそう。
コーディネートアプリで画像でも組み合わせみて、「ひとまず買い足さなくても乗りきれる」という結論に至りました。
「XYクローゼット」というアプリ
とはいえ素敵なものを見つけてしまったら買ってしまうかも…。けれど、ベースが整っていると心に余裕を持てますよね。
欲しいブラウス発見。からのメンズシャツ活用
久しぶりにショップを覗くと、案の定素敵なブラウスを発見…!
ボリュームスリーブのデザインと、なによりスモーキーなブルーが素敵でした。その日はいったんお店を後にしたものの、後日買う気満々になっていました。「ブルーのブラウスがあれば、あのスカートとあのパンツに合わせたい!」
…と思っていたのですが。翌日がかなり寒い日で、「あのブラウスだともう寒い!?」と気づきました。半端丈の袖で、生地も比較的薄めのものでした。
そんな時に目がとまったのが、リビングの椅子にかけてあった夫のブルーのシャツ。
東京神田の「トータルオーダー・タツミ」のもの。シャツはオーダーでも良心的なお値段のようです。
https://www.tatsumi-order.com/ordershirts.html
もしや…⁉︎と思って着てみることに。ビジネス用でもあったため、夫は最初「変じゃない?」と違和感を覚えている様子。
でも、ボタンは深めに開け、袖をまくり、襟を立て、背中を膨らませるようにして着てみると、「いけるんちゃう⁉︎」夫も次第に「いいね、そうやって着ると雰囲気ちがって見えるね」と言っていました。
ブルーのブラウスを合わせようと思っていたスカートやパンツ、代わりにブルーシャツを合わせたらいいかも。
着てみて特に気に入ったのが、襟ぐりが広くなるところ。わたしの理想のシャツスタイルのひとつが、映画「ダ・ヴィンチ・コード」のオドレイ・トトゥのスタイル。
この襟ぐりの開き…!日本のシャツだと、なかなかこうはならなくないですか?
他のシャツもどんどん着ていいそうで、ブルー、白、ネイビーのストライプのシャツたちが急にワードローブに仲間入りしました。これでますます着るものに困らない!
黒いリネンのスカートにはどれでも合いそう。フェミニンとマスキュリンのバランスが好みです。
定番の白シャツはグレージュデニムで馴染ませて、小物で差し色を。
カジュアルなワークパンツに大人のきちんと感を添えて。
定番のブルーデニムには色ものや柄もので。
メンズものやパートナーのアイテムを取り入れるって、これまでほとんど実践したことがありませんでした。
シャツ自体も、意外と今の歳まできちんと着てこなかったので、逆に新鮮です。
マイ・チープシック研究はつづく
限られたお金を、なににどう使うか。もうすこし長い目で見て考えていきたいなあと思う今日この頃です。
でも、自分の好きなファッションはたのしみたい。雑誌やWEB、たまーに見るコレクション画像からインスピレーションをもらうのは大好き。他の方のお洒落計画にも興味津々です(今だともう冬服でしょうか…)。
ファッションの参考にしているバイブルのひとつ、『お金をかけずにシックなおしゃれ 21世紀のチープシック』(小林直子・著)。
古着、アウトドアウェア、作家ものの活用といった具体的な提案のほか、(各種の発信を含めて)著者・小林直子さんのファッションに対するスタンスからすごく学びを得ています。
あまり高いものやたくさんのものは買えないけれど、すこしずつ質の良いものを揃えて、工夫しながらお洒落をたのしみたいです。
今はヴィンテージの服を取り入れたいのと、小物にこだわっていきたいなと思っています。
ゆっくり、自分なりの「チープシック」を研究していきたいです。