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ランチパック カレータンタン麺風&たまご(征虎総本店監修)/謙虚さの話

プロ野球の日本シリーズが始まりました。
私は最近めっきり野球を見なくなりましたが、よく見ていた時代の選手たちが監督やコーチ陣になっているのは、なんか不思議な気分です。

さて、流行語大賞には野球関連の言葉がよく選ばれがちです。
野球を見てないとピンとこないのですが、2023年は「アレ」、2022年は「村神様」、2021年は「リアル二刀流」と、ここ3年連続野球が大賞をとっているようです。
3年連続の前の野球系流行語大賞は、2016年の「神ってる」だそうです。
流行ったかどうかはよくわかりませんが、流行語大賞というのはそういうものでしょう。国民の総意ではありません。

その2016年の流行語にはトレンディエンジェルもノミネートされておりました。この時以来、上の句「俺を誰だと思っている?」に対する下の句は、「斎藤さんだぞ」以外当てはまらない世の中になったと承知しております。

漫画でも「俺を誰だと思っている?」は死亡フラグとも言えるでしょう。
なので、それを現実世界で披露しちゃうのは少し滑稽ですね。そう言えるくらいの名誉ある立ち位置になったら、もっと謙虚にありたいものだと近頃再認識しました。

日付:2024/10/06
味の種類:525

今回のランチパックは、横浜黄金町に店を構える征虎(まさとら)総本店さんのカレータンタン麺とのコラボです。

カレータンタン麺?というもの自体が初耳の方もいると思いますので、征虎総本店さんのWebサイトを確認してまいりました。
どうやら、「川崎ニュータンタン」と「横須賀カレー」の中間に位置する横浜のB級グルメとして両者の奇跡の出会いにより誕生したとかなんとかのようです。

驚くべきは、横浜というビッグネームがあるにもかかわらず、「川崎と横須賀の中間」として両者の名物を組み合わせるという、町おこしの教科書みたいな発想をしているところです。

「どこ出身?」
「岐阜です」
「私は埼玉です」
「福井です。」
「自分は横浜です」
というように、神奈川と言わずに横浜と名乗る神奈川県民の話がテッパンだったかと思ってましたが、その自己主張を封じて「横浜とは川崎と横須賀の中間にあるエリアのこと」と謙虚に再定義しないと生まれない発想ですね。そこに感嘆しました。

驕る平家は久しからず。
日本有数の大都市であっても、自分たちが客観的にどのポジションであるか地理的な認知をもって編み出したカレータンタン麺に敬意を表して、ご挨拶とかえさせていただきます。ありがとうございました。


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