配信がお休みなので
少しだけ役に立つ情報
みなさんおはようございます。
今週は収録がなかったので、配信もお休みとなります。
代わりにと言ってはなんですが、少し真面目に、災害時に役立つ情報サイト等をまとめておきたいと思います。割と現場でも情報収集のために使っていたりするサイトばかりですので、ぜひ覚えて帰ってください。
各種情報サイト
1.雨雲レーダー-Yahoo!天気・災害
こちらはみなさまお馴染みのヤホーさんが提供しているサービスです。
ここの良いところは、1時間後の雨雲予測のほか、PC版では発令されている警報や注意報がまとめて表示されることです。
お住まいの地域の情報がわかりやすく表示されますので、初めて使う方でも見やすいと思います。
2.キキクル(危険度分布)-気象庁
こちらは気象庁が提供している「キキクル」というサービスです。
土砂災害、内水による浸水、河川の氾濫による洪水の危険性があるエリアを着色で教えてくれます。
それぞれ切り替えて表示することができますので、今まさに何災害の危険性があるのかを教えてくれます。
3.川の防災情報-国土交通省
続いてはこちら
国土交通省が提供している「川の防災情報」です。
お近くの川の水位や、川がどのような状況にあるのか、氾濫の危険はあるのかなどがわかるようになっています。併せてダムの流入放出水量なども把握することができます。
使い方としては、川の上流部でまとまった雨が降りました。川の水位が急激に上昇しています、という状態であれば、その下流も時間が経つと水位が上昇していくことになります。水は高い方から低い方に流れますからね。
例えば上流のA水位観測所から、私が住むまちのB水位観測所までが3時間かかるよというのが分かっていれば(何回か見ていれば分かるようになる)、3時間後の水位が上がるか下がるかは、おおよそ予想がつくということです。
4.ハザードマップポータルサイト-国土地理院
とりあえずこのブロック最後のご紹介。
国土地理院のハザードマップポータルサイトです。お住まいの自治体のハザードマップは、直接自治体のホームページから検索できる思いますが、ポータルサイトがあったのでご紹介します。
こちらのポータルサイトで、市町村名を入力して検索をかけると、国土地理院地図の上に、災害危険箇所が表示できますので、PDF版のハザードマップしか公開していない自治体さんのホームページよりは見やすいものになっています。
雨雲レーダー、キキクル、川の防災情報の情報を生かすためには、ハザードマップが不可欠ですので、全ての情報を駆使して災害に備えましょう。
ちなみに、全部よくわかんない、という方は、迷わずNHKのデータ放送を見ましょう!
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命を守る行動をとってください
ご紹介したように、割と多くの情報がネット上で見ることができます。
まずはハザードマップを見て、お近くの避難所を確認する。避難所によっては、標高が低く洪水に対応していなかったり、沢に近く土砂災害に対応していなかったりしますので、必ず事前に確認してください。
1.避難情報の確認も忘れずに
また、お住まいの自治体から、避難準備、避難勧告、避難指示などの放送があったと思います。
実は令和3年5月20日以降、避難準備と避難勧告は使われなくなりました。現在は、高齢者等避難、避難指示、緊急安全確保になっています。
キキクルでオレンジが出たら「高齢者等避難」、紫が出たら「避難指示」、黒が出たら「緊急安全確保」です。
詳細はリンクのとおりですが、避難指示が出たら避難行動をとってください。え?まだ危険な感じしないし大丈夫じゃない?と思っていても、危険のピークが深夜になる恐れがある場合は、早い段階で避難指示を出す場合もあります。夜中の移動は危険を伴いますからね。
黒の「緊急安全確保」が出るまで待ってはいけません。「避難指示」で必ず避難するようにしましょう。避難するようにしましょう。
2.自分の身を守れるのは自分だけ
最後になりますが、自分の身を守れるのは自分だけです。
いろんなところでいろんな情報を出していますが、その情報を上手に使って自分の身を守ってください。
避難指示が空振りに終わるかもしれません。ただそれは空振りしてよかったんです。何かがあってからでは遅いです。なぜなら命に関わるからです。
Jアラートの件もありますが、オオカミ少年にしてしまっているのは、その情報を受け取っている側です。何かがあってからでは遅いです。なぜなら命に関わるからです。
どうか、ご自身の命、家族の命を守るために、空振りでも行動してください。
「何もなくてよかったね」と家族で笑顔になれたら、それでいいじゃないですか。