LTRシリーズのこと
所謂なろう系からnoteに投稿先を移したのは、ミステリーアクションの投稿先にふさわしいと思ったからだ。
そもそも、コメントどころかいいね1つすら付かない程度の作品をよく160エピソード、通算約120万字もやってきたものだと熟々思う。これに費やした時間を別のことに使えばよかったのか?
ファンがつくことや応援されることがモチベーションアップには至らず、とにかく書かなければならないと云うノルマとプレッシャーで自分を追い込むことが、書く原動力になっている。
それでもどうも気が向かない時は、インプットとしてAIイラストを生成しながら糸口を探している。今のインプットの元は全てAIイラストなのだ。
さて、ライトノベルを目指しながらも難民問題、宗教問題、メタバース問題、クローン問題をテーマにした中身だが、共通して敵は日本政府の中にいる連中だったりする。
元々は2017年、オリジナルのコスプレ企画として練ったものだが、その時は東京五輪が成功した後の2023年が舞台だった。
しかし、家に引きこもろうとステレオタイプに叫ばれるようになった頃、暇潰しに東京五輪が失敗した後にインバウンドを復活させた2023年を舞台にした。
そして、難民排斥のために難民を捨て駒としたテロを、日本の政治家が主導で起こしていると云う部分を軸とし、それに立ち向かう高校生を描くことにした。
2作目は、流雫(ルナ)が何故両親と離れて日本に移住しているのかの過去を掘り下げる意味でも必要だった。その題材で使えそうだったのが宗教テロのネタだった。
太陽騎士団は1990年代に集団自殺を起こした太陽寺院(太陽伝説国際騎士団)を由来とし、血の旅団は1970年代に衝撃を与えた人民寺院の自警団、赤い旅団に由来する。旭鷲教会は、当初ナチスと大日本帝国を賛美する集団が立ち上げた危険な教団と云う位置付けだった。しかし、途中から方向性が大きく変わった。
3作目は、VRMMOの事件から始まる話を、ゲーム内の描写を排除し、あくまでもゲームの裏側を描いたミステリーにしようとした。その結果、経済ミステリーの臭いが強くなった。これも、裏では政府の思惑が有るのだが。
また、時折題材とされるフルダイブ型メタバースの実現に、別方向からアプローチしようとし、感覚は全て電気信号であると云う人体の特徴を活用した。
それが、意識をクラウドにアップロードするのではなく、感覚を現実世界にダウンロードすることで、そのためには特定の刺激を与える電気信号を流すデバイスが必要、と云うことにした。
4作目は、クローンと倫理の話がモチーフになったが、倫理は宗教絡みと云う2作目の土壌が有ったため、大きく絡ませることにした。
その上で、クローンを手掛けた医師と裏で絡む政府の思惑に立ち向かう高校生を描いてみようとした。
他にも、色々とネタは有るが、このシリーズの行方を見てみたいとは思う。
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