
Steinberg IXO22がやってきた。
こんにちは、Lunabitt.です。
今回は半分オーディオオタク的な発言ありつつのブログです。
2022年上半期から使っていたFocusrite Scarlett 2i2 3rd Gen君。

1年くらい前からボリュームノブを回すたびノイズが出て、最近重症になってきたので悲しくも買い替えとなりました・・・。
MOTUなども考えましたが、これから引っ越しだし金欠だし・・・というのを考えた結果・・・
Steinberg IXO22を買うことに。
SteinbergといえばCubaseとかURシリーズ。
そんなURインターフェースは最近値上がりし、廉価版となるのが今回買ったIXOシリーズになります。
でも、調べてもあまり情報出ないし、影薄くね???
ってずっと思ってたんですよね・・・。
状況的にも丁度良かったし、実力を知りたかったので、お試し感覚で買いました。
ほぼほぼピンチヒッター的な立場にはなっちゃうのですが、ゆるっと使ってみたので比較しながらまとめてみます。
インプット(マイクとか)はあまり気にしてないのでノーコメントです。
1.外観
まず画像でもわかる通り
シンプル。かわいい。
部屋でも溶け込むデザインしていて普通にいいですね。
Focusriteは良くも悪くも目立つ赤筐体なので、正直部屋には溶け込まないです。
またURシリーズも結構メカメカしいので、IXOでは必要な分だけまとめた感じがしてGood。
PC周りのガジェットは黒統一にしているので黒をチョイス、おかげで一体感が出ました。良き。
極めつけに・・・
サイズも小さいんです!!!
Scarlett 2i2君よりも小さいの、ヤバ過ぎるでしょ。。。
ミニマル環境だったり、持ち運びにも最適では?と思います。
2.付属ソフト
付属ソフトは
・Cubase AI
・Steinberg Plus(Steinberg社製のVSTプラグインセット)
です。
まあ一般的かな?
豊富さだけで言えばFocusriteのが軍配上がるかもしれない・・・。
そもそもDAWはAbleton Live持ってるのでそんなに使わないかな・・・。
(Cubase使いの皆様ごめんなさい)
しかし、SteinbergのVSTプラグインは結構質がいいと有名なので、
作曲初心者の方には非常に重宝するかもしれないですね。
3.音質
実質本題です。
モニター環境は以下の通り。
・ULTRASONE Signature DXP
・iLoud Micro Monitor
結論から言うと、聴いた感じはScarlettの方が楽しいです。
10kHz以降の、プレセンスの抜けの良さはFocusriteに軍配が上がるかな・・・といった印象です。
しかし、ミックス環境としてはIXOはめちゃくちゃ良い選択肢と思います。
一つ一つの音の分離感が強く聞き分けやすい印象を受けました。
一言で表すと、「無機質で何の特徴もないサウンド」です。
聴き始めはかなり暗い印象を受けましたし、色々聴いても楽しさは皆無でした。
それでも実際にDAWで作業を行い始めるとそんな無個性のサウンドがむしろ助かると思いました。
もしかしたらミックスの質がまた変わるかもしれない・・・!?
それはそれとして、
IXOシリーズはDTMに完全特化したオーディオインターフェースだなと感じました。
初心者でも慣れやすい音だと思います。
ただ一つ欠点を上げるとすると、アウトプットのパワーは弱いです。
パワー必要なヘッドホンとかだと鳴らしきれない可能性大。
(beyerdynamicの250Ωモデルとか)
上位ヘッドホンをお持ちの方は上位のインターフェースを買いましょう。
あとはマイクプリが弱いというコメントも散見されました。常用しないので何とも言えないのですが。
価格帯的に仕方ないとはいえど、課題点は多少あるかなと思います。
4.その他の部分
ASIOとか、機能に関する部分ですね。
まずめちゃくちゃ助かったのが、ループバック機能。
配信する際に必須の機能です。
OBSとかで収録する際にWindows標準ミキサーを嚙ませたり、FL StudioのASIO使ったりしてどうにかする必要がなくなりました。助かる。
というのも3rd GenのScarlett 2i2君は付いてなかったんですね・・・。
割とループバック付のモデルって高いのが多いし必須なことも多いので、2万未満で叶えられるのは偉すぎる!と思います。
次に気になったのは、標準ASIOの負荷。
Lunabitt.は基本44100Hz設定、バッファ256サンプルで稼働させているのですが、Focusriteに比べて結構CPU負荷高いことに気付きました。
因みに現在のCPUはIntel Core i5 13500です。
一応14コア20スレッドのCPUなので、パワー不足ではないと思われます。
Ableton Liveの空のプロジェクトでCPUメーターで元々10%超えないくらいだったのが、10%以上になるようになってしまいました。
Focusrite ASIOが優秀過ぎる説はあるんですが、ちょっと気になっちゃったポイントではあります・・・。
(バッファ上げて解決しますが)
5.まとめ
正直今回はピンチヒッターでIXO22を購入したので仕方なくはありますが、エントリー向け感はあります。
駆け出しDTMerにはとてもオススメ!なのですが、ある程度練度を積んできた方からすると若干物足りなさを感じるかもしれません。
それでも、コンパクトながらループバックやミックス環境における音質の良さはこの値段でなかなか叶わないと思うので、とてもオススメです。
後はインテリアとして馴染むのはとてもグッドポイントです。
これからDTMを始めたい方や、ミニマルな環境構築を考えている方にはとてもいい選択肢になり得るので、是非検討してみてください!
Lunabitt.