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#150 めざせ!えほんセラピー犬。【司書編】『聞いて 聞いて! 音と耳のはなし』読書感想文課題図書をよみきかせしてみた。

引用 福音館書店HP https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=7147#modal-content 

『聞いて 聞いて! 音と耳のはなし』髙津 修 文 / 遠藤 義人 文 / 長崎 訓子 絵 福音館書店

出版社からの紹介

音はふるえる空気の波から生まれるんだって
音はふるえる空気の波。
大きな音は大きくうねり、高い音は細かくふるえています。
左右の耳に届く音はわずかにズレていますが、脳はその差を手がかりに、音がする方向や、どんな場所で響いているのかを判断します。
ふたつの耳で聞くことで、より立体的で、いきいきした音の情景が描かれるのです。
人間も動物も、日々、さまざまな音を聞きとり、記憶し、くらしに役立てています。
オーディオに精通した著者が語る、音と耳のはなし。

よみきかせ(3学年)

選書理由:
・今年度の読書感想文全国コンクール(小学校中学年の部)課題図書のため
・3年生くらいになると「知識の本」が今までより興味を持ってきいてくれるため

よみきかせ:
司書「今日は、読書感想文の課題図書を紹介しますね。」

引用 福音館書店HP https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=7147#modal-content 

司書「ほぎゃーと泣いているあかちゃん。みんなは、赤ちゃんの泣き声出せる?」
Yくん「ほぎゃー」(低い太い声)
司書「おじさん赤ちゃんみたいで、可愛さがほしいね」(笑)
あちこちで、赤ちゃんの泣き声が聞こえましたね。(大笑)
なかなか、上手でした。

向かって、右ページには、声帯について解説してあります。
これは、分かりやすいと思いました。
図(絵)だけで十分伝わります。

福音館書店のHPに「読んであげるなら5歳から」と記載がありました。
喉のどの部分にどんなものがあるのか、震えるとどうなるのか。
3年生の殆どが、声を出しながら喉元に手を当てていました。(笑)
すぐに、体験できる構成でいいですね。
5歳児も読んでもらいながら、一緒に「あーーー」と喉元を抑え声帯を感じとることでしょう。
いいですね。
素晴しい!

余談ですが、ボイストレーニングを受けた時に、この図に似た声帯を講師の先生が描いておられました。
「私は、絵が下手で困ります」と恐縮していました。
そうだ、この絵本を紹介すればよかったなあ。
失敗しました。
情報コンセルジュの学校司書として迂闊でした。


引用 福音館書店HP https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=7147#modal-content 

司書「カタツムリのかたちをしているよ。さて、これは何でしょうか?」
誰かが何かを言ってくれるでしょう。
シーン。
Rくん「えーと、なんだっけ…」
いいぞ、答えを待っているよ。
がんばれ!
Rくん「……。」
残念。
そもそも、テストじゃないから答えなくていいんだよ。
ごめんね。
期待し過ぎました。
司書「答えは蝸牛です」
シーン。
司書「?」
いつものパターンならこんな感じです。
児童の誰か➀「そうだよ」
児童のだれか②「しってた」
どこかで、誰かがボソッとつぶやきます。(笑)
しかし、今回は、本当に知らなかった⁉
反応がありませんでした。(苦笑)
このあとに「ステレオ効果」の話も登場しました。
子どもたちの様子は……。
聞いたことがないようでしたね。

子どもたちが、音楽を聴いたりする耳。
すぐそばにある耳ですが、知識としては遠いものだったように思いました。
これは、耳についての新しい気づきとなったことでしょう。
「身近なことを立ち止まって考えるきっかけとなる。」
まさにその通りでした。

本日も記事を読んで頂き誠にありがとうございました。(感謝)
そろそろお時間となりました。(悲)
またのご利用を心よりお待ちしております。(合掌)



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