#146 めざせ!えほんセラピー犬。【司書編】新刊絵本紹介『このかべどうする?』
『このかべどうする?』二歩さく・え くもん出版
出版社からの紹介:
壁をこえる方法は、ひとつじゃない!
消しゴムくらいの背丈のぼくの前にそびえる、ノートより高い壁。
どうしてもまっすぐ進みたいぼくは、壁のむこうへ進む方法をいろいろ考えます。
持ってきた道具を使う?
誰かの力を借りてみる?
それとも、壁をこえるための何かを自分で作る?
壁をもっとよく調べてみる?
そう、壁をこえる方法は、ひとつではないのです。
これからの未来をいきる子どもたちには、答えがひとつではない問題に柔軟に挑んでいく、課題解決力が求められます。
親子でも、授業やワークショップでも使える『このかべどうする?ワークシート』、ミニ紙工作つきで、読んで終わりではなく、考えるきっかけとして活用できる絵本です。
みらいへのちから♦問題解決力♦
表紙の左上に記載あります。
さすが、くもん出版社さんですね。
ホームページに「くもん出版について」ありました。
確かに。
この絵本、そのものを表しています。
「意欲的に自ら学び」をご紹介します。
ここで「むりぽ」とか言いませんよ。
ぼくは、壁を超えるために考えます。
「ぼく」は、立派ですね。
「ぼく」は、くもん教室で学ぶ子どもたちの象徴です。
これから、意欲的に自ら学びます。
「ぼく」は、こんなにたくさんの道具を候補として挙げることが出来ます。
冒険家です。
決めた事、目標に向かって突き進みます。
こんなに小さい「ぼく」が、一生懸命考えている姿をみたら、私の指でつまんで壁の向こうへ下してあげたくなります。
しかし、大人が簡単に「やってあげるよ」と、手伝ってしまっては、「ぼく」の成長になりませんよね。
うーん…。
がまん、我慢。
次ページに行きましょう。
「ぼく」は、しっかりしています。
くもん教室の子どもたちのようです。
次のページからは、「だれかのちからをかりてもいい」「モグラの力を借りる」「トカゲの力を借りる」など、なかなか大人でも考えが及ばないアイディアも出てきます。
まさに「答えがひとつではない問題に柔軟に挑んでいく」ことを学べる絵本です。
3年生へ読み聞かせをしました。
興味津々で聞いてくれました。
ページをめくる毎に、「みんなはどうかな?」と質問すると、子どもたちは「同じ」「カービーみたいに飛べば?」等、個性豊かな意見が出てきました。
この絵本は恐るべし!
読後は「意欲的に自ら学び」になっています。
巻末の「ふろく 紙工作」がほしいので、図書室で購入したいです。
図書室において、休み時間にみんなで遊びたい!
小学校の教材にもなる⁉絵本を探している方へ
小学校で、「どんな本を読み聞かせしようかな」と悩んだ方へ
課題解決力を育む絵本です。
如何でしょうか?
お勧めします。
本日も記事を読んで頂き誠にありがとうございました。(感謝)
そろそろお時間となりました。(悲)
またのご利用を心よりお待ちしております。(合掌)