
noteの街のセラピー犬。【司書編】サクラサク。
受験シーズン。
合格されたみなさまへ
合格おめでとうございます!
突然ですが、
合格を「サクラサク」と言うのはなぜでしょう?
1950年代、電報は遠方で受験した大学の合否結果をいち早く知らせるサービスとしても利用されるようになりました。
当時の電報はカタカナと数字しか使えず、さらに文字数によって料金が変わるため、送り主は短い文字数でわかりやすく内容を伝えられるメッセージを考えます。
そんな中、「ゴウカク」「フゴウカク」といった直接的な表現ではなく、なおかつ内容が明確に伝わる文言として「サクラサク」「サクラチル」が広く使われるようになったようです。
「サクラサク」「サクラチル」の文言がはじめに使われたのは早稲田大学だと言われていますが、実は各大学によってさまざまな定型文があります。
合格定型文
東京大学 アカモンヒラク(赤門開く)
お茶の水女子大学 オチャカオル(お茶香る)
北海道大学 エルムハマネク(エルムは招く)
※エルム=キャンパス内や周辺にたくさん生えているハルニレの通称
東北大学 アオバモユル (青葉燃ゆる)
小樽商科大学 アカシアの花が咲く
岡山大学 オニタイジオメデトウ(鬼退治おめでとう)
三重大学 イセエビタイリョウ(伊勢海老大漁)
これらの合格電報を受け取った方々が羨ましいです。
私だったら「アオバモユル」がほしいなあ。
「アカシヤの花が咲く」は、ロマンチックですよね。
「イセエビタイリョウ」は、まさに、めでたい!
「オニタイジオメデトウ」のユーモア溢れる定型文は、ホントに合格したのかな?と少々不安になりますが、発表を待つまでは、胃がキリキリしているので、このくらいが丁度よいのかもしれませんね。うまい!
文学的センスがキラリと光っていて、合格定型文が気に入りました。
合格発表
令和時代は、ネットで合否が分かるようですね。
便利になりました。
パソコンの画面を、家族で覗き込む?
または、自分の部屋で確認する。
掲示板に番号がない時の落ち込みは、かなりのもので…。
そんな中、お隣で「番号あった!」と喜ぶ声が聞こえたら、
さらに、耐えられません。
私は、万が一の時、一人きりの方が心乱れずにすむなあと思いました。
インターネットで確認できる時代に、感謝します。
2月は、泣いたり、笑ったり、様々なドラマが繰り広げられます。
私は、何歳になっても、この状況に慣れるということがなく…。
受験生にどう声をかければよいのか?
気の利いたひとことでも言えたらよいのですが…。
難しいなあと思います。
自分を含め、みんなの気持ちを落ち着かせるために!
笑える絵本!
本日の図書室でのよみきかせは、
『ちびちびパンダ』をよみました。
受験は、人生の通過点。
だれの人生にも、山あり谷ありですよね。
早咲きのサクラか、
遅咲きのサクラか。
それだけですよね。
人生の中で、
一人ひとりに、
満開の桜は咲くと、
咲く時が必ず来ると、
私は信じています。
本日も記事を読んで頂き誠にありがとうございました。