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冬でも短パンカナダ人の謎
(こちらは姉妹版note で過去に掲載した記事です)
「しばれる」寒さが続くカナダからこんばんは(こんにちは)。
カナダの緯度は、場所にもよるが北海道に近く、言うまでもなく冬は寒い。
しかしカナダの人口の多くが、アメリカとの国境線から300km圏内、すなわち広大なカナダの中ではかなり南寄りに住んでいると言われているので、やっぱりカナダ人でも寒さは身にこたえるのかな、と思う。
しかーし!こんな中を半袖短パンで歩く人がいるのだ。
カナダでは冬になると、アイスリンクを無料で開放しているところが多く、屋内も屋外もリンクは大盛況だ。
外気温は日によって違うのだが、比較的暖かい日でも、氷の状態を保つために屋外のリンクはその周りより一段寒くなっている(詳しいメカニズムはわからないのだが、氷を下から冷やしているのかも?)
そのキンキンに冷えたリンクの周りを、半袖短パンで歩く男性!
我が家は家族全員、
下着→ヒートテック→Tシャツ→ダウン(ベスト)→マイナス30℃対応のジャケット+スノーパンツ
…の重装備。
もちろん手袋も真冬用の厚手のものを着用。
それでも寒さを感じている中、悠々と歩く夏服の男性にあっけに取られる。
しかも、スケートリンク外も含めるとそういう人を見かけたのはこの時だけではない。理由はわからないが、特に白人男性に多い気がする。
近所に住む友人Sさん家族も、Sさんと小学生の息子さん二人は年中短パンを履いているらしく、Sさんの妻は「私は寒がりなんだけどね」と肩をすくめていた。
実際に1週間ほど前、気温が0℃を超えるか超えないかという日に、短パンで自転車に乗っているSさん親子を見かけた。彼らは元気はつらつだった。
そんなおり、興味深い意見を聞いた。
「あの人たち(カナダ人)は体内温度が高いんじゃないですかね?」
というものだ。
その意見の主は日本人女性で、彼女の娘さんがカナダ人男性と結婚していて孫もいるので、遠路をものともせず、たびたびカナダにいらしている。彼女によると、娘婿さんやお孫さん(日加ハーフ)とハグすると温かいのだそうだ。
確かにそうかも。モモとララの友だちの男の子も、この前吹雪の日にうちに遊びに来た時に半袖になって過ごしていたっけ。私が自宅内でもスノーパンツを履いている中でだ。
そういう遺伝的なものもあると思うし、慣れもあるだろう。
カナダでの生活が長い知人の日本人女性は、たまに日本に帰ると、友人たちが長袖を着て「寒ーい」と言って震えている中、半袖を着ていても汗が噴き出してくると言っていた。
人間の適応力ってすごいなぁ。