真珠の首飾り
映画ドリーム(原題Hidden Figures)が好きです。
ストーリーが素晴らしいのが一番ですが、タラジ・P・ヘンソンのハスキーな声も、ジャネール・モネイのツン!とした感じも、60年代のファッションも、もう一度観たい気にさせます。
ジャクリーン・ケネディがシンプルなワンピースに、真珠をしていた頃。
真珠のネックレスは、このストーリーの中で印象的な扱いとなります。
若かった頃の母の写真も、やっぱりワンピースやツーピースに真珠をしていました。
『抱っこしていたら、あなたにネックレスを引っ張られて、バラバラになってしまったわ。』
と、子供の頃に母に聞くたびに、大人の女性のお出かけは、ネックレスを引っ張られる可能性があっても?お洒落が優先なの!?と思っていました。
日本の真珠は、清楚で上品で、そして高貴なイメージがあります。
普段使いにすることで、自分のものにすることに憧れていました。
ピアスの穴を開けることを許してくれなかった母でしたが、他界後にどうしても真珠のピアスがしたくて、穴を開けました。
イヤリングを落としてしまった時のショックを考えただけで、しっかりと身に付けるためにピアスが欲しくなったのです。
白いシャツの襟元を大きく開けてグレーの大粒のバロックパールをしたり、
レエスのシンプルなドレスに長めにする真珠のネックレスも、装いに一段と華やぎを加える素敵な組み合わせです。
大人になったら、そんなファッションがしたい・・・、と思っていて気づいたら、
自分はすっかり大人の年齢になっていました。
真珠が似合うということは、心の透明感につながっている気がして、精進しようと思うこの頃です。
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書くこと、描くことを続けていきたいと思います。