THE MOONを観てきました
2023年に韓国で公開されたソルギョングさん主演のSF映画、ギョンスが宇宙飛行士役で出演しています。
除隊後比較的すぐにこのお仕事をしていましたね。
去年韓国で公開され、今年日本でも7月5日から公開されました。
こんなキャンペーンも開催されていますね。
個人的には.大きい劇場で見てみるべき映画だと思いますし、できればロングランしてもらいたいので盛り上がっていければいいなと思っています。
沢山広報の方が、記事をアップしてくださっていることにやる気を感じて嬉しいですね。
好奇心が湧き上がってっていうのが、ギョンスらしいですね。
ギョンスは挑戦していくことに意欲的な人だと思います。
今までの映画やドラマのラインナップを見てもそう感じます。
個人的にはそこが良いところだと思いますね。
というわけで、地元映画館(ミニシアター系シネコン)の初日初回に足を運びました。
雑感として、金曜日朝イチの上映会でそこそこの動員。
老若男女入り乱れていました。
女性が多いのかな?って、思っていましたが、壮年の男性の姿が散見されまして調べて観に来ている方がいらっしゃるのはわかりました。
ソルギョングさんのファンなのかな?
ギョンスペンはなんとなくわかりましたけどね。
観たい映画を観る時は、できるだけ初日
できれば初回派です。
今回は、たまたま休暇で本当にラッキーでした。
ここからは、更に個人的な思い出を絡めながらの感想を少しだけ
私が生まれる前にガガーリンは月に行っていて、地球は青かったとコメントした話はよく知られたエピソードでしたし、アポロ11号も月面着陸済みでした。
月面着陸の興奮を実体験したことはない世代ですが、スペースシャトルで宇宙へ旅立つ宇宙飛行士の姿は幾度もテレビで観て来ました。
その後月に行くプロジェクトを目にすることはなかったので、月に行くということは途方もないことだと思っていました。
まさか映画で月面着陸する人になるとは思ってもみませんでした。
この映画は、韓国が独自に月に行くプロジェクトがあるという前提で進んでいきます。
5年前に有人飛行で月へ飛び立ったものの失敗し、それから5年経ち満を持して単独で再び月へと向かうプロジェクトを進行しています。
そこで選ばれた3人の宇宙飛行士が韓国の宇宙センターから月へと向かいますが、月へ着く前にトラブルが発生します。
ドギョンス演じるファンソヌは、一人きりで宇宙空間に取り残される宇宙飛行士。
劇中で彼がこの搭乗にかける思いが明らかになっていきます。
ソヌは、分子物理学・地質学を専攻の大韓民国海軍特殊戦旅団(UDT/SEAL)所属とされていてかなりのエリート軍人なんですね。
しかし、宇宙船操作は出来ない為一人生き残るもどうやって地球に帰還するか?という大命題が発生します。
今回の宇宙船の原型となった5年前の宇宙船を作るプロジェクトの責任者でフライトディレクターだったソルギョングさん演じるキムジェグクは責任をとって辞職後、遠い山中の天文台で研究をしていたのですが、この最大のピンチに急遽呼び戻され宇宙センターでトラブルを収束する為に全力で挑みます。
5年前の事故が各関係者とその家族に落とした傷と影が、今回のトラブルで明らかになっていき、トラブルを収束する為に動くことによって5年前の出来事と向き合うことになる話ですね。
脚本、監督は神と共にのキムヨンファ監督
と、思うとこの舞台だては納得かな。
あの作品のVFX技術はすごかったですので。
今回も、かなり本格的な月面の世界観。
驚きました。
作品の世界観を存分に味わう為に、これから観る方はできるだけ大きいシアターで観ていただきたい作品です。
一人残されたソヌは、救出される見込みがたつかギリギリの中、一人月面に降り立つことを決意して実行します。
これを観て、個人的にとても衝撃を受けました。
先達2人を失い、宇宙船操縦技術はほぼないまま宇宙空間に一人きり。
帰れる見込みはみえない。
そんな極限の状態で、この選択をする。
どんな気持ちで彼がこの選択をしたのか、できたのか。
彼のバックグラウンドが明らかになっていき、その理由が判明しても尚個人的に思ったのは
私が彼の立場になった時、この決断はできるのだろうか?ということ。
固い決意のもと、国の為、プロジェクト成功の為、そして家族の為、静止されても選んだ月面着陸。
あの瞬間、ソヌの心は何を思ったのかな。
誰でもない自分の為に喜ぶ気持ちがあると良いなと思いました。
監督はこの作品は家族の物語でもあると、インタビューに答えておられました。
神共もそうでしたね。
確かに今回もその側面は強い。
もしかしたら、多くの韓国映画のベースは家族の物語なのかもしれません。
とはいえ、この話は宇宙環境の変化に伴い次々と生死を脅かすトラブルを絶え間なく経験していく過酷な話です。
最後まで手を握りしめながら視聴しました。
ジェグクだけではなく、韓国の宇宙センターとNASAの関係者が必死に一人の命を繋ぎ止めようと奮闘します。
勿論、ソヌは命懸けで生き残る為に、必死にその試練を乗り越えようとします。
この疾走感、ヒリヒリの連続なので覚悟を決めて観てください。