中検1級一次試験通過を実現した効率的学習法!?

3年前の1月、私はHSK5級で8割を超えたという喜びのツイートをしていました。

「自分なりの勉強法についてそのうちブログに書きたい」などとこのとき申しておりましたが、丸々3年間書かずにいました(;^ω^)

というわけで、3年越しに自分なりの勉強法について書いてみたいと思います!

私は中国語学習歴が現時点(2021年1月)で3年7か月くらいなのですが、中検1級一次試験合格(二次試験はあと5点足りず不合格)というところまで来ることができました。

中検1級に関しては
「日本人が合格するのはほぼ無理。事実上の最高級は準1級」
「ゼロから始めて中検1級に合格するまで8年はかかる」
「人生をかけた資格」

などなど、伝説めいた言葉を数々見かけたことがありますが、今回私が実際に中検1級受けてみて、最終的に不合格ではあったものの、もうすぐ合格まで手が届きそうだという感触を得ることができました。

私はメーカーの研究開発職で仕事をしており、2018年の4月~9月に上海で海外研修(うち3か月弱は語学学校で中国語漬け)の経験はしているものの、普段仕事で中国語を使う機会はほぼありません。私にとっての中国語は余暇を過ごす際の趣味という位置づけで、別に毎日四六時中中国語に触れているわけではないのです。

では、なぜそれで短期間で中検1級一次試験通過まで辿り着けたかというと、私が
「1つのことにこだわりすぎない」ことにこだわってきたから
かなと思っています。

当然のことながら、文法を覚えることは重要なことです。しかしながら、1つの文法事項を覚えるために何時間も掛けてしまったら、中国語の文法事項の全体像を把握するまでにとてつもなく時間が掛かってしまいます。なので、理論でもってきっちり隅々まで時間を掛けて理解してから次に進むというよりかは、ざっくり理論を押さえつつ例文をざっと見て「あ~なるほど、こういう感じね」と感覚で掴んで次々進んでいく感じで私は進めてきました。念のため強調しておきますと、これは決して文法をおろそかにしろと言っているわけではありません。1つ1つを時間を掛けてじっくり進んでいくよりかは、スピーディーに進めながら何度も何度も同じ(あるいは類似した)表現に出会っていくほうが効率よく脳へ定着させられるということを言いたいのです(しかも、どんどん新しいことに出会っていけるから楽しい)。

人間の感覚は優れていると私は思っていて、多くの事例に触れておけば、新しい事例に出会っても
「あれ? これってなんかAが答えっぽいな」
と感覚で導き出せることが増えてきます。語学を「勉強」と捉えると、「1つ1つをきっちりやっていかなければいけない!」という気持ちになってしまうかもしれませんが、実際のところ言語は理論だけでは語れない感覚的な部分もあると思いますし、あまり理論にこだわりすぎず人間の感覚を信じて語学学習を進めてみてもいいんじゃないかなと私は思っています。

ここまでだいぶふんわりした話をしてきてしまいましたが、私はこんなふんわりした感じで中国語学習を楽しんでいます。私は几帳面できっちりした人間だと他人から思われがちなのですが、実際はそんなことはなく結構適当です。未知のことに出会っても「ふ~ん、そういう感じなんだ~」で済ませてしまうこの性格は良いのか悪いのかわからないですが、語学学習においては結構良いほうに作用しているのではないかな、などと思っています。

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