アラサー女子の全身麻酔レポ
先日、人生で初めての全身麻酔を経験してきました。
今回は「全身麻酔ってどんな感じ?」と思っている方向けに、全身麻酔で手術を受けた時の感想や、準備してよかったことなどをまとめ、これから全身麻酔をして手術を受ける方の参考になったら嬉しく思います。
まず、私の入院・手術スケジュールはこんな感じでした。
27日 麻酔科受診 ・ PCR検査
28日 入院
29日 手術
31日 退院
麻酔科の入院・手術前受診では「乗り物酔いはしやすいですか?」と訊かれ、「はい。」と答えたところ、「若い女性で、乗り物酔いしやすい人は、術後に吐き気が出る場合があります。念のため吐き気を抑える麻酔薬にしておきますね。」と言われました。
このご時世なので、入院前にPCR検査を受けなければならず、検査後その日は自宅待機になるので、その分1日仕事の休みを取る必要がありました(私の仕事は在宅ワークが難しいので)。PCR検査は鼻の奥まで綿棒をつっこまれるので、普通に痛かったですし、勝手に涙がホロリしました。
■入院について
ちなみに、私は入院が2回目で(手術は初めてでした)、入院生活がどういうものかはわかっていました。
ただ、以前と違ってつらかったのが、コロナの影響で面会できないことです。「付き添いの方はここまでなんです。」と看護師さんが家族に対して言ったのは、ナースステーションの前でした。ただでさえ初めての手術で不安なのに、もしかしたら家族ともう会えないかもしれないと思ったら、離れるときに涙が出そうになりました。
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★ここで、るんむの後悔ポイント
手術前日の夜は、やはり緊張や不安もあり眠れないことはわかっていましたが、想像以上に眠れませんでした笑 枕がいつも使っているものよりも低かったからというのもあると思います。病院のベッドは角度を変えられるので、少し頭のところを高くして寝たら、きっともっと寝られたと思います(手術後にそうしてくれていて、寝やすかったので)。ベッドを平らにして寝つきが悪いときは、少し頭の部分をあげて寝ることをおすすめします。
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■全身麻酔について
入院した日(手術1日前)に、以下のような指示を受けました。
食事:その日の午前0時まで
飲水:手術当日の朝6時まで
私の手術は午前8:30からと、早い時間のスタートでした。朝起きて、点滴が始まりました。手術開始の15分前くらいに、病室にて看護師さんから着圧ソックスを履くように指示をうけます。これは手術を受ける際、長時間同じ態勢で動かなくなることによる、エコノミー症候群を防ぐためだとききました。その後看護師さんと自分の足で、手術室に向かいました。
手術室では「♪ど~るちぇあーんどがばーな~のその香水のせいだよ~」と流れていたので、この曲をきくと手術を思い出します笑 手術室って、もっと重々しくて厳粛な雰囲気かと思っていましたが、そんなことなかったです。おかげで少しだけ緊張がほぐれたように思います。
麻酔科の先生から改めて「乗り物酔いしやすいんですよね?」と確認がありました。麻酔薬を点滴から投与すると、すぐに意識を強制的に奪われました。その感覚が、今思い出しても気持ち悪いです。ちなみにそこから手術中の記憶は全くありません。
「〇〇さん、終わりましたよ~!」などと声をかけられていることになんとなく気づいた時は、ちょうどストレッチャーから病室のベッドに移されるときだったと思います。執刀医の先生が耳元で「無事に、あまり出血なく終わりましたよ。」と言ってくれて、意識が曖昧ながら内心安堵したことをよく覚えています。
病室のベッドに移ってから、術後初めて目を開けた瞬間、ものすごい吐き気に襲われて、そばにいた看護士さんが急いで酸素マスクを外し、お世話してくれました。ようやく落ち着いた後、右手にナースコールのボタンを持たせてくれて、「午後2時までは酸素マスクをつけますね。何かあれば遠慮なく呼んでください。」と言われました。その後、目を覚ます度にナースコールボタンを押して嘔吐し続けました…。途中トイレに行きたくなったので看護師さんを呼びましたが、ベッドから動こうとするとまた気持ち悪くなり、やっとトイレに着いても吐き気がやってきました(個室だったので5メートルくらいしか歩いていませんが)。このように、術後目が覚めてからがかなり大変で、吐いて、ちょっと落ち着いて、眠って、目が覚めて、また吐いて…というのを7~8回繰り返していました。傷口の痛み云々よりずっとこっちの方がつらかったです。
ようやく楽になったのは、夕方6時頃です。ここでやっと水分を口にできるようになりました。夕食はまさかのアジフライで、看護師さんが「ついてないですね~普通だったら割とアタリのメニューなのに」と言っていました。残念ながら食べる気にはなれず、お茶だけもらって少しずつ飲みました。
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★ここで、るんむの後悔ポイント その2
①夕食は食べることができませんでしたが、「ゼリーなら食べられたのに」と思いました。「ウィダーインゼリーとか事前に買っておけばよかったな」と、とても後悔しました(手術の後は病室の外に出ることを許されていませんでした)。そのため、家族にLINEで「病院食を食べることが難しいからゼリーを買ってきてくれたら嬉しい」と連絡し、翌日持ってきてもらいました。
②手術を受けることを家族と彼氏に伝えていましたが、私からの返信がないこともあり、みんな心配していました。術後は気持ち悪さとの闘いで精一杯だったので、もちろんLINEを返す余裕はありませんでした。事前に「吐き気がすごくて返すのが難しいかも」と伝えていたら、ちょっとは心配する気持ちを減らせていたかもしれないと思いました。
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次の日の朝はだいぶ体調が回復し、朝食は半分くらい食べることができました。嘔気も少しだけで、吐かずにいられるくらいには楽になっていました。事前になんとなく買っておいた“飲むヨーグルト”を飲んだ時、買っておいて最高によかったと思いました。この飲むヨーグルトに心救われたと言っても過言ではありません笑 ヨーグルト好きな方は手術の後に飲む用に1つ買っておいてもいいかもしれません(私は2本買っておけばよかったと後悔しました笑)
私はもともと1週間ほど入院する予定でしたが、手術日除いて2日後にスピード退院しました。病院だと看護師さんに「お水なくなりそうなので買ってきてくれませんか」などのわがままは言えないことや、病室から出られない、夜あんまり眠れないなどのストレスがあったので、早く退院できてよかったように思います。
■まとめ■
・手術前には、体調が悪いときに食べやすいゼリーや水などを買っておく!
・家族が心配しないように、事前に「体調良くなったらまた連絡するね!」などと伝えておく。
・病室で眠るときに、寝つきが悪い場合はベッドの頭の方の高さを少しあげてみる。
以上です!
ちなみに、病院はWi-Fiがないのでレンタルして持っていきました。
スマホスタンドがかなり役に立ったので、念のためリンクを貼っておきますね!
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以上です!
実は私自身別の病気が先日みつかったので、また手術を受けることになるかもしれませんが、共に乗り越えましょ~!