ペットのいる人必見!つい日常を撮りたくなるカメラ。
こんにちは。花好きなフォトグラファーの宵月絃(@__yoii_to)です。仕事の行き帰りで見かける道端の花や、休日には九州内に咲く四季の花々を撮影しています。
普段は花をメインに撮影していますが猫も大好きで、外で見かけるたびに写真に残しています。そんな私が今回、家にいる猫をメインにLUMIX G100と交換レンズ3本を使用しながら撮影した「猫のいる日常」の記録をご紹介していきます。
【ご紹介するレンズはこちら】
▼中望遠
LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.
▼標準単焦点
LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 II ASPH.
▼広角・標準
LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.
動物の視線や動きの一瞬を追いかける
動物は、人間の予想をいい意味で裏切ってくれます。思い通りにならないからこそ素敵な瞬間や自然な表情をこちらに向けてくれる、そんなところが好きです。特に猫を撮影するのが楽しく、夢中でシャッターをきっていたことに後で気づいたり。
自然な表情をこちらに向けてくれた時のときめきは愛が募ります。
LUMIX G100はレンズも含めて動物から見ても威圧するような大きさではないコンパクトさや、自分も動きながら撮るので持ちやすく体制も変えやすいです。
また、G100は背面にあるモニターも動かせるので、姿勢を低くして猫目線で撮影したい時や、高さのある場所にいる猫を写したい時に確認が楽なのも好きポイント。カメラを頻繁に使うようになって、役に立つ場面の多さに気づきます。
外で動物を撮影するときは距離を保ちながら撮ることも多いので、中望遠85mmのレンズをつけるようにしていました。
日陰になるような場所にも行くので、動く被写体に対してブレないようにシャッタースピードを設定しています。明るさを確保するためにiso感度を640と少し上げていますが、現像した時にノイズを感じずに編集することができました。
子猫は特に走り回るのが楽しい時期なので、目が回る程あちこちに。木々の間にすいすいと入り込むので追いかけながら片手で体を支え、空いた手でカメラを握るような場面もありました。
バチッと目線があった瞬間がかわいい、天使です。
使用したレンズのLEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.はボケも美しいのですが、立体感の表現にも優れているので一枚の写真の中に動きや息遣いを感じられるのも好きな理由の一つです。
このレンズは光を必要とする場面が増える室内でも活躍します。
自然な表情をひとつひとつ見つけていく
人馴れしている野良猫は人懐っこい顔を向けてくれますが、毎日同じ家で過ごしている家の子たちはまた違った安心した表情をよく見せてくれます。自然なことなのかもしれないですが、だからこそリラックスした場面を多く撮れる機会が増えていきます。
この距離感で撮るときは広角に近いレンズだと撮影がしやすいです。ここでは窓際で光がよく入ることもあり、携帯性にも優れている標準ズームレンズを使用しました。LUMIX G100が軽量なため、このコンパクトなデザインのレンズとの組み合わせはスマホで気軽に撮るような感覚に近く感じます。
猫は窓際にくると色んなものを目で追いかけているので見ていて楽しいです。コロコロと表情が変わるので見ていて飽きることもない。猫の表情を観察しながら撮るタイミングを待つので、カメラが軽いと負担もなく撮影することができます。
ズームレンズは広角から標準までをカバーしてくれるので、状況に合わせて距離感を測りながら撮影できるのが楽しいです。夕暮れの光もあり、ズームレンズの明るさでも十分に明るく撮影できました。
室内でも気軽にかわいいを写す
外と比べて室内は暗く、明るさを必要とする場面が増えます。光を補うために部屋の電気をつけることもできますが、蛍光灯の色は毛色などに影響を与えてしまうため可能な限り自然光での撮影がしたい。そんなとき、F値が低いレンズを使うことによって室内でも撮影の自由度が上げることができます。
こちらの写真は、外猫を撮影した時と同じ中望遠レンズを使い撮影。窓の近くは光が入りやすいので、お昼寝をしにくるタイミングを狙ってみたり、猫の生活にあわせながら撮影しています。
そしてF値の小さいレンズをもう一種類ご紹介。開放F値1.4の標準単焦点レンズで、ボケ味もよくクリアな質感の描写を得意としています。
F1.4で撮影したので、ピントをあわせた頭から首にかけての毛並みのもふもふ感が柔らかく表現されています。お布団で寝ているのですが、F値が低いレンズのおかげで見せたい部分以外が溶けるようにボケてくれます。夢の中で穏やかに心地よく寝ている雰囲気にしたかったので、イメージ通りに表現できました。
猫が好きな理由のひとつに瞳があります。小さな宇宙でもあるかのような透明感と、硝子のようにきらきらと反射して綺麗だからです。
瞳にピントをあわせ開放値に設定し、少し下から撮影。見る度に感じていた透明感をより引き出してくれる質感と、猫のひげや毛並みが柔らかくボケてふわふわした描写がとても綺麗です。
室内で撮影をするとき、家具なども一緒に写ると背景がごちゃごちゃするので、F値を低くして背景をボカした方が被写体(猫)に意識が向きます。
動物の性格は様々で、繊細な子もいます。この黒猫もカメラを基本的に嫌がる子だったので普段あまりレンズを向けることは少なく。でも、LUMIX G100に12-32/F3.5-5.6をつけてカーテンの隙間からこっそりと撮影することに成功。
コンパクトで、人の目線のように自然な存在感が猫も気にならずに済んだのかもしれません。
今回は猫を被写体とし、動物の視線や動き、表情や撮影する時の状況に応じて3つのレンズを使い分け撮影しました。
外での撮影の場合、一瞬を追いかけながら距離を保ちつつ撮影できる中望遠、または標準単焦点レンズ。
室内では、F値の小さい標準単焦点レンズが一本あると暗い場面でも撮影の幅が広がります。
気軽にスナップ感覚で撮りたい時や、猫と触れ合いながら写したい時などは広角から標準までカバーし撮影できるズームレンズが使いやすいです。
猫のいる生活のなかで一瞬のかわいいを
最後まで読んでいただきありがとうございます。
動物の視線、動く一瞬、見せる表情、可愛いの連続。猫の日常に人間がお邪魔して撮影するとき、LUMIX G100は最高の一枚を写してくれる相棒になる。
同じ世界で生きていくその一瞬のかわいさを逃さず残していくカメラとして持ちたい、そんなカメラでした。
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