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【ルミマガ編集部】LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.使ってみた
こんにちは。ルミマガ編集部です。
先日投稿した「こちら、光学設計部_第九回【LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.】」は、もうご覧いただけましたか?
本記事では「こちら、光学設計部」で解説したレンズを使い、編集部員が撮影した作例やレンズの使用感をインプレッション記事としてお届けします!
今回のレンズは「LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.」です。
■ファーストインプレッション
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LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.は、LUMIXがフルサイズに参入した初期のキットレンズでありながら、今でも根強い人気を誇るレンズです。筆者もとても気に入っています。
数年前から愛用しているので「ファーストインプレッション」が少し前の話になってしまいますが、それこそLUMIX初のフルサイズ「S1」と組み合わせて撮影した際に「キットレンズでここまで美しく描写されるの!?」と感動した記憶があります。
LUMIX Magazineが立ち上げられて間もない頃に投稿されたKeng Chi Yang(@keng_chi_yang)さんの記事でも、以下のようにご紹介いただきました。
仲間内で話していても24-105mmのファンは多く、むしろ「24-105mmがあるからLUMIXを使っている」という方もいるほど良いレンズなんですよ。
スペックの話をするならば、王道の標準24-105mm F4という取り回しの良さ、レンズ内手ブレ補正搭載なので手持ちの動画撮影にも強く、ハーフマクロ対応で寄りの撮影もできたりと、「できることが多い」ことも特徴です。
■LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.で撮ってみた
まずは花の写真から。LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.が持つ描写性能とハーフマクロが相まって、生命が形作るディテール、曲線美、力強さが感じられる写真が撮れました。
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この写真が、筆者のLUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.でのファーストショット。このしっとりした描写に感動しました。
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中央部の寒色から外側に向けて黄色に変わっていくグラデーション、折り重なる花びらの立体感に惚れ惚れします。
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シャープに写るピント面、そして奥の方へなだらかに、自然なボケ感が描写されています。
人肌の表現においても、柔らかさと硬さ、潤いと乾き等、それぞれの肌が持つ特徴が美しく表現されました。
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赤ちゃんの指らしい、ふっくらと丸くツヤツヤした質感が綺麗に描写されていますね。
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スキントーンも自然で美しいです。寄って撮影すると、肌の皺や毛穴も精細に描写されています。
続いて、夏に撮影した写真。広角で撮影した輝かしい緑や木漏れ日、望遠で撮影した浴衣の友人など、一本のレンズで様々な写真を撮影できました。
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奥行きも感じられ、木漏れ日が輝く小路を歩くワクワク感が蘇ります。
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玉ボケも綺麗ですね。
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髪の一本一本もシャープに描写されています。
最後に、ジャンルや時期を問わず撮影したお気に入りの写真をご紹介させていただきます。
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■描写力と機動力を併せ持つ高性能レンズ
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人物・風景・スナップ・食べ物など、ジャンルや被写体を問わず幅広い撮影に対応したレンズです。
これまでの記事でも、「小型・軽量」と「描写性能」のバランスを重視したSシリーズのズームレンズを対象に、万能感や機動力について言及してきました。そんなSシリーズのズームレンズの中でも、「描写力」においては間違いなくこのレンズがトップクラスだと思います。
機動力という視点では、LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.やLUMIX S 18-40mm F4.5-6.3と比べると、長く重たいレンズではありますが、いわゆる「一般的な小三元標準ズーム」のサイズ感であり、特別に重たく動きづらいという感覚はありません。
個人的には、S9でもギリギリ使えるサイズ感かなという所感です。
むしろ、手ブレ補正が強力かつハーフマクロも撮影できるので、撮影によっては「ジンバルは使わない」「マクロレンズは持っていかない」といった選択ができることから「荷物を減らせる」「とりあえずこれを選んでおけば問題ない」といった、取捨選択のコストが減らせるメリットがあるかなと感じます。
そして、何度も言いますが、とにかく描写が美しいレンズです。
読者の皆様もぜひ一度、この感動をご体験ください。
今回の記事はここまで!それではまた次回お会いしましょう。
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