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【LUMIX GH7】 像面位相差AF搭載!物撮りに最高!|さくらあん

こんにちは、さくらあんです。

今回は、PanasonicのLUMIX GH7をレビューさせていただきました。

私が現在使用している、動画制作になくてはならないミラーレス一眼カメラ、LUMIX GH6。

4K60pでの長時間撮影ができ、映像を観るだけで、色味や質感を細部まで伝えることができる高解像度の画質。

カメラ初心者の私でも、簡単にキレイな動画を撮影することができます。

そんなGH6の後継機であるGH7が発売されることになりました!

今回は、これまで使用してきたGH6と、新登場したGH7を比べながら、向上した点を中心にレビューしていきたいと思います。

像面位相差AF

GH7では、ついに!「像面位相差AF」が搭載されました!

GH6では、コントラスト(明暗差)が大きいところを探し出してピントを合わせる「コントラストAF」だったため、撮りたいモノを動かすと、思い通りの場所にピントが合わなかったり、一旦ぼや〜っとして少し時間がかかってピントが合ったりしていました。

GH7では「像面位相差AF」に対応したので、被写体までの距離を高速・高精度に算出し、ダイナミックに動く被写体をとらえてくれます!ここにピントが合って欲しいな〜と思う場所に、ピタッと合ってくれるんです。

GH6と比べるとピントが合う速度が全く違います。

これはとても嬉しい進化です!

認識AF

像面位相差AFでピントが合う速度が爆速になっただけではなく、認識AFも進化しました!

GH6の自動認識は「顔・瞳」「頭部」などの人物や動物が対象でしたが、GH7では人物や動物の他に、「車」「バイク」「列車」「飛行機」等の乗り物が追加されました。

また、乗り物だと「全体」か「主要部優先」かを選ぶこともできます。項目がアイコンになっていて可愛く、撮影時にもわかりやすいです。

今回、試しに飛行機を撮影しに行ってきました。しっかり飛行機を認識して、追尾してくれました。

動物の体認識はこんな感じです。チンチラの素早い動きも、しっかり認識して追尾してくれます。

ペットの動画を撮影したり、乗り物を撮影する方にはとても便利な機能ですね。

外観・重さ比較

GH7の外観を見てみましょう。

大きなモードダイヤルにフォーカスモードの切り替えダイヤル。
メニューボタンに、チルトフリーアングルモニター。
PDで充電・給電ができるUSB Type-CとHDMI。
SDカードスロットとCF express カードスロット。

GH6と、外観や搭載ポートはほとんど同じですね。

変わったところといえば、モードダイヤルの表面加工です。GH6は光に当たるとツヤっとしていて細かい模様が入っているヘアライン加工ですが、GH7では少しマットな梨地になりました。GH6よりも、よりシックな外観になっています。

GH7の重さは約721g(本体のみ)です。GH6は約739g(本体のみ)なので、GH7のほうがほんの少し軽いですね。

GH6・GH7どちらも、どっしりした重量感があります。

手持ち撮影の場合、私は力が無さすぎるせいか、フラフラしがちなので、もう少し軽いと扱いやすいな〜と感じています。

ですが、私のように手持ち撮影が苦手でも、GH7は手ブレ補正機能がすごいんです!

手ブレ補正

GH7では歩き撮りのブレを抑える新機能が搭載されているので、GH6よりもさらに手ブレが抑えられるようになりました。

私は手持ち撮影が苦手なので、いつも三脚で撮影しているのですが、苦手な私でも、これだけブレの少ない映像が撮れるのは本当にすごいと思います。

手持ち撮影が苦手だな〜という方にぜひ試してみてほしい機能ですね!

32bitフロート録音

GH7では、「32bitフロート録音」に対応しました。
別売りのXLRマイクロホンアダプターを使用し、32bitフロート録音をすることで、レベル設定不要で失敗なく高音質で録音することができます。

・大きすぎる音の音割れ
・静かすぎる音のノイズ
という録音の失敗がなくなりますね!

現在私は、「音割れ」「ノイズ」を防ぐために音声を別録りし、編集で「撮影した動画」と「別録りした音声」を合わせていますが、GH7では、動画を撮影しながら普段使用しているマイクで、32bitフロートで音声を録音できるそうです。編集での一手間がなくなるので本当に便利ですね。

今回はマイクロホンアダプターがないので、実際に試すことはできませんでしたが、効率よく動画制作ができそうなので、ぜひぜひ試してみたい機能です。

リアルタイムLUT

GH7は、「リアルタイムLUT」に対応しました。GHシリーズ初の機能です!

色やトーンを変えるのに使用する「LUT(ルックアップテーブル) 」をカメラ本体に取り込み、その「LUT」を適用した写真や動画をリアルタイムに撮影できるようになりました。

「リアルタイムLUT」を使用すれば、撮影後に色やトーンの補正を行わなくても撮影データのまま編集することができるので、動画製作が効率化できそうですね。

私は普段のYouTubeの動画では、そのままの色で撮影したいので使用したことはないのですが、とても簡単に色やトーンを変更できるとのことで、今回初めて使用してみました。

LUMIX Color Lab から使用したいLUTをダウンロードしてカメラに取り込むことで、こんな映像を撮影することができます。

撮影した後に、編集で色やトーンを変えるひと手間がなくなり、雰囲気を簡単に変えることができていいですね。

キレイに物撮りするコツ

私が物撮りをするうえで心がけているのは、「動画で見るものと実物ができるだけ同じになるように撮影する!」ということです。

私がキレイに物撮りするために気をつけているポイントを紹介します。

・真俯瞰

私の物撮りでは多くの場合、真俯瞰から撮影しています。その理由は、一番実物と同じように撮影することができ、商品を魅力的に撮れると感じているからです。

実際に商品を手に取りながらの撮影にも、真俯瞰はおすすめです。

このときに重要なのが照明です。

・照明

真俯瞰の物撮りには影はいらないと思っているので、照明で影を飛ばします。撮影するものにそのまま、直接光を当てると、反射して実物よりテカテカになってしまったり、より影が出てしまうので、照明にはソフトボックスをつけ、光を和らげ、天井に向けます。

天井から跳ね返った柔らかく明るい光が、影を消してくれて、目で見ている実物と同じように撮影できます。

・露出

あとは、デスクの色や映すものによって、若干暗く映ったり、白飛びしたりするときは、カメラ内の露出を調整しています。

・オート

撮影モードはオートでOK!私は、オートで思い通りの絵が撮れなかったことがないのでオートで撮影しています。

実物と全く同じ色・動画を見ただけで質感が伝わるような物撮りにこだわりたい方には、GH6やGH7でのオート撮影、とてもオススメです!

最後に

今回は、LUMIX GH7を先行レビューさせていただきました。

GH7では「像面位相差AF」になったことで、ひと手間かけなくても、より簡単に、こんなふうに撮りたい!と思った通りに撮ってくれるようになりました。

私のように、自分で撮影した映像を観て、感動して、LUMIXのカメラが大好きになってくれる方がたくさん増えるといいなと思っています。

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