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LUMIX S 85mm F1.8【Photo Walk #02】

こんにちは。光学設計部の鮎川です。

設計メンバーが撮影した作例をゆるく紹介する【Photo Walk】のコーナー、2回目となる今回は、Sシリーズ交換レンズ LUMIX S 85mm F1.8 の作例を紹介させていただきます。

前回20-60mmの作例紹介は桜の季節でしたが、今回は薔薇の季節の撮影となりました。85mmという中望遠の焦点距離はポートレート撮影にぴったりということもあり、モデルに東雲れなさんをお迎えして、大阪の中之島で撮影をしてきました。

S5II, LUMIX S 85 F1.8 /
85mm, 1/500sec, F1.8, ISO:100
©工法設計 坂田

この写真は今年の新入社員が撮ってくれました!
(いい前ボケになっているのが私です。)

それでは作例を紹介していきます。

S5II, LUMIX S 85 F1.8 /
85mm, 1/2000sec, F1.8, ISO:100
©光学設計 池下

まずはF1.8の明るいF値を活かした作例です。
瞳はしっかりとピントが合って解像し、一方で背景のビル群は大きくボケています。F値を明るくかつ被写体と背景の距離を大きく離すことで、このように背景のボケを大きくして、被写体をより引き立てるような作例に仕上がっています。

S5IIX, LUMIX S 85 F1.8 /
85mm, 1/2000sec, F1.8, ISO:100
©メカ設計 鮎川

偶然にも先ほどの作例と同じ設定です。
F値は同じF1.8ですが、こちらはモデルさんと背景の薔薇が比較的近くにあるので、それが薔薇だとわかるボケ感になり、ロケーションをより活かした作例になっているかと思います。
なお、この作例やこの記事のサムネでは、クマザワコータローさん作成のLUT「Powdery Snow」をあてて撮影させていただいています。雰囲気はふんわりと、モデルさんの肌はよりきれいに写してくれる、私が愛用しているLUTです。

S5II, LUMIX S 85 F1.8 /
85mm, 1/100sec, F4.5, ISO:100
©商品企画部 神田 撮影協力:大阪市中央公会堂

今回のフォトウォークにゲスト参加してくれた商品企画メンバーの作例です。
モデルさんが振り返ったタイミングでシャッターを切っていて、動きのある作例になっています。この作例では、絞りをF4.5まで絞って撮影しています。ピントの合う範囲を深くして撮影することで、人物をアップで撮る場合や斜め方向から撮るときにも顔全体にしっかりとピント合わせることができています。

S5IIX, LUMIX S 85 F1.8 /
85mm, 1/30sec, F8, ISO:100
©電気設計 永井 撮影協力:大阪市中央公会堂

こちらの作例では、暗部に青み、肌色にオレンジが入るLUT「Teal Flat-S」をあて、さらに写りがふんわり滑らかになるブラックミストフィルターをレンズに装着しています。しっとりとしたシネマティックな写りになってるのではないでしょうか。

また、お気づきかと思いますが、撮影には発表したばかりの DC-S9 も持ち込んでいました。モデルさんとS9のカラフルな貼り革がとても写真映えしていました。

ここからはスナップ作例を紹介します。

S5II LUMIX S 85 F1.8 /
85mm, 1/80sec, F1.8, ISO:2500
©レンズ開発リーダー 和田 撮影協力:大阪府立中之島図書館 

F1.8のピント範囲の浅さにより、ピント位置からじわっとボケていくのが印象的な作例です。日常のなにげない風景を魅力的に切り取っています。

S5IIX, LUMIX S 85 F1.8 /
85mm, 8sec, F10, ISO:160
©電気設計 永井

こちらは夜景の作例です。
長秒露光の効果で水面は滑らかになり、絞りはF10まで絞ることで街灯からは控えめだけども綺麗な光芒がでています。夜の静寂さと光の美しさをしっかりと表現できていると思います。このレンズは約355gと軽いので、持ち運びやすいミニ三脚でもブレなく撮影ができました。

S5IIX, LUMIX S 85 F1.8 /
85mm, 1/50sec, F1.8, ISO:800
©メカ設計 鮎川 撮影協力:Milk cafe

最後は暗い屋内での作例です。
ピント面の描写と段階的なボケの両方が美しく表現できていると思います。この作例ではKazooさん作成のLUT 「Retrostyle709」 を使わせていただいています。レトロで重厚な描写がカフェの雰囲気にぴったり合っているのではないかと思います。

作例紹介は以上になります。
この LUMIX S 85mm F1.8 はキットレンズの次のレンズとしてもぴったりな1本だと思います。是非、手にしてみていただきたいです。

またこのレンズは「こちら、光学設計部」でも取り上げさせていただいております。光学設計部メンバーが技術的で少しマニアックな話をしていますので、興味がある方はそちらも読んでみてください。

次回の【Photo Walk #03】では、ご好評いただいている"あの"マイクロフォーサーズレンズの作例を紹介させていただく予定です。お楽しみにしていてください。


▼ この記事で紹介しきれなかった作例も公開しています ▼


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