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LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 II ASPH. / POWER O.I.S. 【Photo Walk #05】
こんにちは。光学設計部の鮎川です。
設計メンバーが撮影した作例をゆるく紹介する【Photo Walk】のコーナー、今回はGシリーズ交換レンズ LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 II ASPH. / POWER O.I.S. の作例を紹介させていただきます。
このレンズは、800mm(35mm判換算)までの超望遠域の焦点距離をカバーしており、近づくのが難しい鳥や動物を撮影するのに最適です。
前回記事にさせていただいた「LUMIX S 70-300mm F4.5-5.6 MACRO O.I.S.【Photo Walk #4】」と同じく、天王寺動物園様にご協力いただき撮影した作例を中心に紹介します。
![](https://assets.st-note.com/img/1722322144893-R014V3HWS3.jpg?width=1200)
800mm(35mm判換算), 1/500sec, F6.3, ISO:800
©レンズ開発リーダー 和田
![](https://assets.st-note.com/img/1722322223421-Sa62JU9EyL.jpg?width=1200)
800mm(35mm判換算), 1/60sec, F6.3, ISO:400
©メカ設計 鮎川
まずは、高い解像感と美しいボケを表現した作例です。
このレンズはライカ社の厳しい光学基準をクリアしたLEICA DGレンズで、ピント面の解像度やボケ味にもこだわっています。ライオンやマレーグマのきれいに解像している毛並みと、癖のないなめらかなボケを是非ご確認いただきたいです。
![](https://assets.st-note.com/img/1722322326078-RKwRt0rJyB.jpg?width=1200)
800mm(35mm判換算), 1/800sec, F6.3, ISO:250
©機構設計部 北川
こちらはゴイサギが飛び立つ瞬間をとらえた作例です。
動物(鳥)認識で捉えた被写体に、リニアモーター駆動のフォーカス群が高速・高精度に駆動することで、動きのある被写体にもしっかりとピントを合わせることができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1722322381959-Yx3v3OAqei.jpg?width=1200)
800mm(35mm判換算), 1/1600sec, F6.3, ISO:3200
©機構設計部 北川
こちらも一瞬のチャンスをとらえた作例です。
このレンズは、超望遠域を撮影できるレンズとしてコンパクトなサイズですので、とっさの撮影チャンスにも対応しやすいです。
携帯性に優れているため、いろんな動物を求めて動きまわる動物園フォトウォークには最適で、まさにマイクロフォーサーズシステムの機動力を象徴するレンズだと実感しました。もちろん防塵・防滴仕様にもなっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1722322483239-JxKdmclnwh.png?width=1200)
1600mm(35mm判換算, 2x テレコンバーター DMW-TC20A 装着時), 1/320sec, F13, ISO:400
©部門責任者 仲田
![](https://assets.st-note.com/img/1722322507695-xPcI62dmAc.jpg?width=1200)
1600mm(35mm判換算, 2x テレコンバーター DMW-TC20A 装着時), 1/20sec, F13, ISO:3200
©メカ設計 鮎川
またこのレンズはII型から、210~400mmの焦点距離で、対応するテレコンバーター(DMW-TC20A)を装着することができるようになっており、DMW-TC20A装着時は35mm判換算で1600mmの焦点距離で撮影することができます。遠くの被写体をより大きく写せることもできますし、テレコンバーターの装着により最大撮影倍率も上がるので、マクロレンズのように被写体にクローズアップするような使い方もできます。
![](https://assets.st-note.com/img/1722322610620-ewZbnIWZee.jpg?width=1200)
200mm(35mm判換算), 1/1000sec, F4, ISO:3200 LEICAモノクローム
©機構設計部 北川
![](https://assets.st-note.com/img/1722322646414-RlCAVREV3i.jpg?width=1200)
292mm(35mm判換算), 1/80sec, F4.6, ISO:160 LEICAモノクローム
©機構設計部 北川
最後にフォトスタイル「LEICAモノクローム」で撮影した作例を紹介します。上段はミシシッピーワニの背中、下段はグリーンイグアナです。
爬虫類の皮の重厚感を、より硬調でダイナミックな印象のモノクロで表現しており、本レンズの美しい質感描写が活かされた作例です。
また、超望遠の焦点距離や暗所の撮影では手ブレが気になるシーンも多いですが、レンズ内手ブレ補正(O.I.S.)と、対応ボディが協調して動作するDual I.S. 2が、手ブレの発生しやすいシーンでの撮影を強力にサポートします。
今回の作例紹介は以上となります。
機動力が高く、描写にもこだわった超望遠レンズですので、紹介させていただいた作例のような動物園のみならず、より距離の詰めにくい野生の動物や鳥であったり、モータースポーツのような撮影でも活躍してくれるレンズです。
これからもフルサイズSシリーズとマイクロフォーサーズGシリーズ、双方の魅力あるレンズを紹介していきますので、次回の投稿もお楽しみにしていただけますと幸いです。