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LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.【My Favorites #02】

こんにちは。光学設計部の和田です。最初のご挨拶以来の投稿になります。
いつも LUMIX Lens Letters をご覧になって頂き、誠にありがとうございます。

設計メンバーのお気に入りレンズを紹介させていただく【My Favorites】のコーナー、今回は発売間もないですが、既に私のお気に入りになっている、Sシリーズレンズ、LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.を紹介します。 

このレンズはSシリーズレンズ初の高倍率ズームレンズで、広角28mmから望遠200mmまで幅広い焦点距離をカバー、小型・軽量、広角端で最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロ撮影が可能と、まさに万能のレンズと思います。
今回は、DC-S5M2との組み合わせで撮影しました。

28mm  F7.1  SS:1/250  ISO:100

まずは広角28mmで風景を撮影しました。周辺までしっかり解像しており、また思ったよりも広い範囲を写せている印象です。何気なく風景を撮影するには十分な画角かなと思います。

200mm  F7.1  SS:1/250  ISO:160

次は望遠200mmで撮影しています。手前の柵を活かして遠近感を意識しました。被写体の猫と自然に視線が合ってしまいます。手前も奥も程よくボケています。

200mm  F7.1  SS:1/250  ISO:640

同じく望遠200mmです。圧縮効果で道、木、電柱・電線が高密度で密集することでダイナミックな写真になりました。

28mm  F4.5  SS:1/125  ISO:100
200mm  F13  SS:1/100  ISO:6400

上の作例は、広角28mmの最短撮影距離付近で撮影をしました。鍵穴の側面の縦筋までしっかり解像しています。この時、レンズ先端から被写体まで約3cmまで寄ることができます。また、レンズ前面には汚れがつきにくいフッ素コートがあるので安心して撮影できます。
下の作例は、200mmで撮影しています。200mmでも撮影倍率0.3倍まで拡大して撮影することができ、芽の一つ一つがしっかり描写できていると思います。

164mm  F45  SS:10秒  ISO:100

最後にスローシャッターの作例を紹介します。このレンズは絞りを開放から5段分絞り込むことができるので、スローシャッターやパンフォーカス撮影でも使いやすいと思います。
※実はセンサが汚れていてゴミが映り込んでいたのですが、レタッチで修正しています。

今回の作例紹介は以上になります。このレンズの一番の驚きは、いろいろな作例がたった一本で撮れてしまう!ということに尽きると思います。また、重さも413gと軽いので、特徴のあるレンズをもう1本持っていきやすく、さらに撮影の幅が広がると思います。私のおすすめは下記の2本です。
・本格的なマクロ撮影をしたい
  LUMIX S 100mm F2.8 MACRO
・さらに超広角で撮影をしたい
  LUMIX S 14-28mm F4-5.6 MACRO

優れた携帯性のあるSシリーズレンズ初の高倍率ズームレンズ、Dual I.S.2で手持ち撮影でもしっかり手ブレ補正をしてくれます。絶対に旅先に持っていきたくなるレンズです、おすすめです。

記事に関するご感想やご質問などがありましたらコメント欄にお願いします。今後も設計メンバーお気に入りのレンズをこの【My Favorites】でご紹介する予定です。お楽しみに。


▼ この記事で紹介しきれなかった作例も公開しています ▼


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