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LEICA DG ELMARIT 200mm F2.8 POWER O.I.S.【My Favorites #07】
このレンズは既に生産完了品となっております。
私の自己満足記事になってしまっていますがご了承ください。
こんにちは、光学設計部の鮎川です。
2024年もお世話になりました。来年も引き続きよろしくお願いします。
個人的にいろいろなことにチャレンジさせていただいた2024年だったのですが、ひとつ心残りがあります。それがこの記事になります。
実はこの【My Favorites】は、今年の夏頃に公開させていただく予定だったのですが、諸事情ありましてお蔵入りになっていました。
新たな気持ちで新年を迎えられるよう、下書きに眠っていた LEICA DG ELMARIT 200mm F2.8 の紹介記事を公開させていただこうと思います。
正直に言いますと、実は発売当初はこのレンズにそこまでの魅力を感じてはいませんでした。
そんな私がこのレンズに興味を持ち、深い沼に引きずり込まれたのは数年前。当時先輩社員に勧められて始めた某ソーシャルゲーム🐎がきっかけでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1718950541710-VW2TmKphuH.jpg?width=1200)
400mm(35mm判換算), 1/2500sec, F2.8, ISO:200
撮影協力:パナソニック馬術部
そこから私は馬にドハマリしました。
どのカメラシステムが馬の魅力を引き出せるのか?いろんなカメラやレンズを試した末、DC-G9M2(当初はDC-G9)にこのレンズを合わせるのが私の思う最適解でした。
1枚目の写真はパナソニックの馬術部さんに協力いただいて撮影させていただきました。どこかはかなげで美しい目をしていますね!かわいい!
因みに走っている馬を撮影するときは、SSを1/3200~1/4000、晴れていればISOは200くらい、絞りはF3.5~4くらいに絞って撮影しています。SSを早くした上でちょっと絞ると毛並みが綺麗に出るかなと感じていてこの設定にしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1718950934140-AutjsEhdOF.jpg?width=1200)
400mm(35mm判換算), 1/8000sec, F3.5, ISO:400
こちらは早朝に撮影した鹿です。ごわごわした冬毛がばっちり解像しています。馬も好きですが鹿も好きです。
(もっとSSを上げてISOを下げておけば良かった!)
![](https://assets.st-note.com/img/1718951135837-6wOzIQJ8RT.jpg?width=1200)
400mm(35mm判換算), 1/125sec, F11, ISO:400
この作例では花の全体にピントを合わせたかったのでかなり絞って撮影しています。それでも200mmという超望遠で寄りの画を撮るとなるとボケはかなり大きくなります。
このレンズには絞りリングがついていて直感的な絞り操作ができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1718951564244-TEHkTL9blK.jpg?width=1200)
400mm(35mm判換算), 1/125sec, F5.6, ISO:200
この作例は歩いていて気になった場面をスナップ撮影しました。超望遠ならではの空間がぎゅっと圧縮された画になっています。
このレンズは弊社からでているの中で1番重くて高いマイクロフォーサーズレンズです。ですが、このレンズの魅力は小さくてコスパがいいところだと思っています。
私はプライベートではフルサイズよりもマイクロフォーサーズを使うことが多いです。振り回せるサイズ感で、400mm(35mm換算)という超望遠の世界をめちゃくちゃいい描写で楽しめる、このレンズにはマイクロフォーサーズの魅力がたくさん詰まっていると感じています。
![](https://assets.st-note.com/img/1718951842800-o68axS2TPy.jpg?width=1200)
400mm(35mm判換算), 1/8000sec, F2.8, ISO:400 LUT:Backlight-N
この写真は5月に記事にした春のフォトウォークの時に撮りました。ただのサドルですが、質感が伝わってくるような描写やボケの出方がとても好きです。あまりこんな使い方をする人は少ないかもしれませんがスナップ撮影に持ち出せる超望遠単焦点です。素敵ですね。
因みにこの作例は LUMIX Color Lab で公開されている「Backlight-N」というLUTを適用して撮影しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1718952149802-o8wRTPtG6A.jpg?width=1200)
400mm(35mm判換算), 1/50sec, F2.8, ISO:400
撮影協力:Milk cafe
最後に暗所撮影の作例を紹介して終わりにします。レンズとボディーの手ブレ補正が協調して動作する Dual I.S.2 で、このような手ブレの起きやすい条件の撮影でもがんばってくれています。
以上で私からのレンズ紹介を終わります。
これらの写真はすべて DC-G9M2で撮影しました。グリップのしっかりしたこのカメラと組み合わせると、撮りまわしもいいと感じています。
超望遠の世界、楽しんでみるのはいかがでしょうか。
(この記事のお蔵入り後に)紹介させていただいた、こちらも私のお気に入りレンズ、ノクチクロンの紹介記事も是非ご覧ください。
みなさま、よいお年を!