風化していく?感情

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「女性の身体について」は
今日はお休みです


人の死は
刻まれたものを何度経験しても

ずっと生きているのが
当たり前という感覚で
「まさか」といつも
中々信じられません


私が高校2年生の秋に
私の大切な人が事故にあい
死ぬか植物状態に
なると告げられました

少し前に別れていたけど…

機能しない家族の中で
育った私にとって
彼は変わらず
私の全世界でした


すぐにお見舞いに
行こうとしましたが

友達に、私に会うと
彼が嫌な気持ちに
なるかもと言われ
行くのをやめました

その少し前に電話で
私の嘘から
彼とケンカをして


「二度と会いたくない、
一生会えなくてもいい」と
捨て台詞を
投げつけたままでした


彼の事故の1ヶ月前に
事故で同じような
噂があった同級生が

夏休み明けに元気よく
登校したこともあり
絶対大丈夫だと思っていました


事故からから1週間後
彼は逝ってしまいました


彼から嫌われているかも
しれないことを
思いしらされるのが怖い

自己防衛

自分がどうしたいのか
素直な気持ちからの
選択をしなかったこと

不足、不安からの選択は

36年近く経ったのに
やっぱり少し残念な
気持ちが残ります


それから私は
反省はするけど
後悔はしない

小学3年のときに誓った
私は本音で生きる!も
ますます
パワーアップしました

たくさん無理をして
たくさん頑張って

その反動で
自分にも人にも
たくさんひどいことも
しました


本当は悲しみを
味わえればいいけども
がんばらない方法が
見つかればいいけど…

悲しすぎて
悲しいのがわからなくて
悲しむことが
できないときもある

つらすぎて
がんばるしかないときもある

無理をするしかないときがある


もしも誰かが
そんな渦中にいるとき

できるだけ
無理はしてほしくないのが
本音ではあるので…


私は、がんばってとは
思わないけど

がんばらないでとも思わない

無理をしてもいいし
無理をしなくてもいい
少しだけ無理をしてもいいし
どんな選択でもいい


汚れも
こびりつく前に洗う方が
楽に落とせるのは
わかってるけど…

すぐに洗わないことで
こびりつくという
状態を知ることが
できるのかもしれない

こびりついたものを
はがす方法を得ることが
できるのかもしれない


心の準備ができたとき
向き合うタイミングが
やってくる:信頼


私も…
糧にしてきた部分ばかり…
どこか「美化」していた
そんな自分もいて…

おととしぐらいから
糧が枷になっていた部分にも
気がつけるように
なりました


去年、彼から
もらった手紙を捨てたとき

事故にあう少し前

彼は私に会いたいと
言ってくれていて
みんなで会う
話が進んでいたと

あとから友達が
教えてくれたことを
思い出しました


当たり前じゃなくて、有難い

なんど学んでも
また当たり前の日常の中で
もとに戻っていく

また当たり前じゃ
なくなったときに
その有り難さに気づく

それでも

体のどこかに
意識のどこかに
ハートのどこかに

刻まれていくものがあります


それは
何かのひょうしに

思い込みとなって
顔を出したり、
優しさとなって現れたり…

ときどき、
引っ張りだしてみたり…

それでいいと思ってます

***

自分がもっと
大人になれればよかった

最後に
出会えればよかったと

最後に面と向かって
話したときに
彼は私に
そう言ってくれました


でも…
大人になってからでは
出会えませんでした


最適なタイミングでの
めぐりあい


いま目の前に
広がっている世界に
繋がる道を
しっかり歩いてきました



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