【読了】相沢沙呼「medium 霊媒探偵城塚翡翠」
相沢沙呼「medium 霊媒探偵城塚翡翠」
フォロワー様に教えてもらった本。
友人の付き添いで霊媒師と会った際、主人公は友人に気を配るよう頼まれる。次の休みに友人宅で会うことにしたが、その約束は果たされなかった。
霊媒と探偵、それぞれの意味はわかるけど一緒になったらどうなるの?というワクワクとともに読んでみたところ、予想とだいぶ違っていました。
霊媒師本人が探偵というわけではない、というのが大きいのかも。
条件はあれど霊媒によって犯人がわかったとしても、証拠がなくては罪に問えない。
証拠とともに納得のいく道筋をつけるのが主人公のお仕事というわけで、少々変則的なバディものといった感じです。
読むうちにふわっとした違和感というか、ん?と感じるものがあったのですが、最終的に大胆に回収されたのには驚きました。
全く知らなかったのだけど、刊行時のキャッチコピーが「すべてが、伏線。」だったというのも納得です。
続編も読みたくなりました。
(20240310投稿文の再掲)
・第20回 本格ミステリ大賞
・『このミステリーがすごい!2020年版』国内編1位