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【読了】 小林泰三 「人外サーカス」
小林泰三「人外サーカス」
タイトルと装丁にグッときた本。
人を喰う化物、吸血鬼は都市伝説ではない。密かに奴らを狩るものたちはサーカス団に身をやつしその機を伺っていた。名をコンソーシアムという。
実際に見たことがないからか、サーカスときくと光と陰、暗がりに息づく存在を連想します。
冒頭、夜中にテントの中を歩く描写も相まって、これからどんな恐ろしいものが待っているのか期待してしまうのも無理ないですよね?
何気ない言葉を交わしながら急速に高まる緊張にドキドキでした。
バトルもそれぞれの持てる技術を駆使したもので、ハラハラしつつ目を離すこもできず、気づかぬうちに拳を握っていた感じでとても良かった。
面白かったし満足感もすごく高くて、別作品もぜひ読みたいと思います。
(20240316投稿文の再掲)