
【読了】 黒川博行 「離れ折紙」
黒川博行「離れ折紙」
タイトルと装丁、それに古美術ミステリという触込みに惹かれて読んでみた本。
連作短編集。
専門用語が多めでふむー?となりつつ、古美術に纏わる謎もたしかにミステリといえるのだなぁと面白く興味深く読みました。
登場人物の欲深さ小狡さが俗っぽくて良かったです。
あと、「同居していることを隠すために名刺の住所を変えている」という描写があって、これはそういうことなのかしら?と思っていたらやっぱりそういうことで、テーマ的にも読者の年齢層が高めに思えるこの作品でこれはかなりチャレンジブルだったのではないかな〜と思ったりしました。
(20231009投稿文の再掲)