【読了】村田沙耶香「変半身」
村田沙耶香「変半身」
お馴染み「ほんタメ」で紹介されていた本。
短篇集。
後書きでみたら「コンビニ人間」の作家さんでした。そちらも未読なのでそのうち読まねばです。
短篇とは思えない濃密な物語で、これが村田ワールドなのか…と、読み終えてしばし呆けてしまった。
濃縮されたダイナミズムに圧倒されました。
ありきたりであり正解があるような内容な問い、ヒトと動物とをわけるものは何なのか?一応の正解と思える解も、本当に?本当に?ホントウに?…そんな永遠のループを感じた。
巡り巡って自分の身体に回帰したヒトは、そこでようやく自分を取り戻すのかもしれない。
(Twitter20230325投稿文の再掲)