女の子嫌いの私が「私、女の子にモテるから」とドヤ顔で言うようになった。
この間、職場の男の子と他愛もない話をしていた時でした。
それはもう息を吸って吐くかのように自然に伝えていました。
「私、女の子にモテるから。」
この言葉を心の底から本気で。
なのにさらりと嫌味なく伝えきった後。
実は内心自分でもびっくりしていました。
「私の口からこんな言葉が出てくるなんて。」と。
幼少期からずっと女の子に嫌われる存在だった私。
不幸自慢をしたい訳ではないんですけれど、何かと私は幼少期から女の子に嫌われる存在でした。
嫌われるというかなんか目に付くらしいです。
仲のいい女友達はいました。でも極少人数。
今思えば目をつけてくるのは大体そんな関わりのない人です。
昔から父の影響で漫画、アニメ、ゲームが大好きだったので男友達に混ざってゲームとかをしているのが圧倒的にラクで楽しかったです。
心の学びを深めた今では、私に対してなんで周りの女の子たちはそんなことをしてきたのかは検討が付くので「ハイハイ、お疲れ様~」と思えるのですが、当時はなんでかわかりませんでした。
ずっと自分の存在が誰かの迷惑になる。
私がわたしでいるだけで誰かを不快にさせてしまう。
そんな思いが湧き出てきた小学生。
いじめられてその気持ちが確信になって不登校となった中学生。
誰も信じられなくて人の目を気にして顔色をうかがう術で自分を守った高校生。
完全に自己否定、自分嫌いがベースのまま大人になっていました。
正解のきっかけは「あざとくて何が悪いの?」
周りの女の子に嫌われないように、目を付けられないようにという自分の色を隠した生き方はとてもつらく、仲良くない女の子との関りは苦痛で仕方がありませんでした。
そして、正解探しの様に目を付けられない対応をしても、Aさんには気に入られてもBさんには反感を買うなんてことがあったんですよね。
そしたら次の手を探さなければいけません。
でもこれって本当に堂々巡り。
世界中の人に好かれたいっていってるのと実は同じです。
だから少数のわかってくれる女友達が大好きだったし、圧倒的に男の人といる方が楽でした。自分を隠さなくていいから。
(余談ですが、実はこの時って目を付けられるのが嫌過ぎで服装とかもカジュアル系ばかり着ていたんですよ~。パンツスタイルとか多かったです。)
心の学びをし始めて、自分らしさを肯定したくなりだした頃、田中みな実さんや宇垣美里さんがメディアに表立って出るようになりました。
田中みな実さんと弘中綾香さんのTV番組「あざとくて何が悪いの?」は最高に衝撃的で、そして共感しかしなかったです。
「外見と中身を駆使して女の子を極めきる。それでいいんだよな~!」
「あざといって私の中では相手に対する最高のおもてなしだ!」と感化され、そして自分の中で吹っ切れて背中を押してもらえたのをとても覚えています。
自分の存在は白くてふわふわして無条件にかわいいものだと決めた。
この世界は自分の投影なので、(きっかけはどうあれ)カラクリだけをみると【今の私が今自分を嫌って、雑に扱っている】のでそれを気づかせるために【自分が雑に扱われたり嫌われてるような現象】が起きることがあります。
そこで「だから私はダメなんだ。嫌われるんだ。」を選び続けるのではなく、「本当はどうしたい?どうされたい?どうなりたい?」を見ていく事が大切な私の心との対話になります。
この時の私が心惹かれるものの特徴すべてに〝白い〟〝ふわふわ〟〝かわいい〟が共通点でした。
ちいかわちゃんとか、白いハムスターとか、ほわほわした白いキャラとか。
そして自分を否定しそうになるたびや相手の顔色をうかがっていると気づいた時に
「私って白いほわほわのハムちゃんだからなぁ。白いほわほわのハムちゃんに敵意むきだしてる相手って相当疲れてるよね。」
「白いハムちゃんなのでご飯をおいしそうに食べてるだけでみんなを幸せにしてしまいます~!!!可愛いから仕方ない!!」と本気で思っていました。
本気です。ここ本当に大事なんですけれど、自分がなりたいものに本気で自分がそうだと思っていました。(脳内お花畑です。)
だからもし、この文章を読んでくださってる方がそのまま真似ても「白いほわほわのハムちゃん」に可愛さを思っていなかったら意味はありません…。
〝私は白いほわほわのハムちゃん〟を本気で実践していたら1ヶ月もしないうちに周囲の反応が目に見えて変わってきました。
そして、自分の捉え方も変わってくるので自分の事も相手の事も大切に、そして信頼できるようになりました。
私の本当の本音は「女の子を敵にしたくない。女の子にもモテたい。」
なんなら「全人類にモテて愛されていたい。」
そこも認められたきっかけでした。
今では自分の事を〝白いハムちゃん〟と思わなくても、自分の事を愛しく大切に思えるようにエフィカシーがあがったのでしていません。
〝私という存在は大切にされていい〟と自然と思えるようになりました。
毎日、私はどんなことを思っても、どんな状態でも可愛いと思います。
周囲の人は大切にしてくれてみんな優しいと思えるようになりました。
今は周りの女の子が本当に大好きでたまりません。
女の子って本当に可愛いし楽しい。
女の子特有のキラキラって唯一無二のかけがえのない輝きです。
この輝きって出し惜しみしていたらもったいない!
そうしたら直接的に関わる女の子はみんな優しくなりました。
初対面で熱烈な好意を伝えてもらう事が多く、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。
だからこそもう言えるんですよね。
「私、女の子にモテるから。」って。
過去の私へ
昔の私は「出る釘は打たれる」を真に受けて、目立ってしまってはいけないんだ、出ないようにしようと一生懸命隠れようとしていましたね。
でも、相手に背中を向けているだけで、当の本人は一生懸命隠れているつもりだったからこそ中途半端に余計目立ってしまったんでしょうね。(それも愛おしい…。)
本人の自覚なく、何もしなくても目立ってしまう事は個性です。
出る釘が打たれるなら、出て居る釘が周囲に打てないくらい突出してしまえばいいと思います。
「あの釘は打てない〜」って思われるくらい目立ち切るだけだと思います。
突き抜けるって、自分を大切にするってそういうことだよね。
あなたが過去頑張って守った私を、私は違う形で守りぬいていくね。