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VRS(Virtual Reference Station; 仮想基準点方式)についてまとめてみた

VRS(仮想基準点)という技術にネットサーフィン中に興味を持ったのでまとめてみます
超抽象的に言うと、位置情報の精度を上げようという技術です
※ GNSS測位原理・RTK-GNSS測位詳細には触れません


VRSはGNSS測位の一種

位置を測定する(測位)は、人工衛星であるGPSをはじめとするGNSS(Global Navigation Satellite System)を利用して実施されています(よね?)
⇒ この技術はGNSS測位と呼ばれます
※GNSS: アメリカのGPSを含むロシアのGLONASS、EUのGalileoの総称

VRSは別名ネットワーク型RTK-GNSS測位と呼ばれていることから、GNSS測位の派生形であると言えます

RTK-GNSS測位とは

ではRTK-GNSS測位とは?について簡単に触れます

固定の位置に据えた基地局と、測量作業員が観測点にアンテナを持って移動する移動局の2台のGNSS測量機で、4個以上の同じGNSS衛星を同時観測する測量方法。
基地局の観測データを移動局に送信して2点の観測値の差を解析することで(中略)観測精度を高めることができます。

RTK-GNSS測位・VRS方式・スタティック法 | 株式会社CSS技術開発 (css24.jp)

GNSS衛星・基地局・移動局(スマホ)の概略図は以下のようになります(引用させて頂いたページとは異なり、下記の図では移動局をスマホとしています)

GNSS衛星・基地局・移動局の関係図(Google Slideにより作成)

端的に言うと、基地局で受信したGNSS信号を利用して、移動局の測位精度を向上させよう!という手法です

VRS(ネットワーク型RTK-GNSS測位)

適当に言うと、上記のRTK-GNSS測位の基地局がないバージョンです
移動局一台でRTK-GNSS測位をしようっていう発想が凄いですよね、、

GNSS衛星・基地局・移動局の関係図(VRS ver.)

VRSは、別名ともなっているネットワーク(インターネット)を利用して、仮想的な基地局を立てることで、基地局を代替する手法です

実施企業によって細かい点は異なりますが「大体こんな感じ」を説明します
概略図を下に示します

VRSの概略図

移動局の大体の位置を仮想的な基地局の位置として、その位置で取得できるであろうデータを他の基地局の情報を基に推定する
が基本構造だと理解しました

研究動向調査

(under construction)

参考文献

[1] VRSとは|ケーイーテック (official.jp)
[2] RTK-GNSS測位・VRS方式・スタティック法 | 株式会社CSS技術開発 (css24.jp)
[3] VRSの考え方について | VRS || テラサット・ジャパン (terasat.co.jp)
[4] 【KDDI】KDDI高精度位置測位サービス (VRS-RTK) | DX・AI/位置情報 | 法人向け
[5] RTK・VRS測量|GNSS受信機と測位方式について | DRONPING(ドロンピング)
[6] 高精度測位システム(VRS) | KDDIスマートドローン株式会社 (smartdrone.co.jp)
[7] Ntripとは?電子基準点の違いや高精度GNSS測位サービスについて解説|AKT | アカサカテック (akasakatec.com)
[8] ネットワーク型 RTK-GNSS VRS|技術紹介|測量・補償コンサルタント 株式会社 富士開発コンサルタント (fujikaihatsu-con.co.jp)

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