落ち葉の絨毯。
今年はなんだか忙しなく過ごしてしまって秋も紅葉も全く堪能できず、、木枯らしにもならない夏の終わりみたいな低気圧と雨ですっかり街路樹もどこも落葉してしまった。あぁぁ、、紅葉の絨毯をかしゃかしゃ踏みながら星柄みたいだなって写真撮ったり、大きな銀杏の樹の下で黄色のバラを作ったりしたいな、、、とか思ってたものの結局すっかり落葉してしまった。紅葉シーズンはまさに字の如くもみじの色づきやグラデーションが好まれる。もちろん私もグラデーションしていく様と赤の多様さにウキウキする。
だけど、
私には忘れたくない景色がある。
2人で一緒に見たあの場所の
銀杏並木と青い空。
なんでもないシーンだけど2人で笑って通ったその黄色の道は今でもくっきり。まさに目に焼き付いているのだ。なんでもないような事が幸せだったと思う。ってやつだ。あれから何十年経っても色褪せないあの場所と銀杏並木の黄色。近所の街路樹が銀杏だった場所も黄色く染まって、今年もまたあの時の事を思い出した。シャッターをきった。また同じ場所に行けるのはいつなのか。来年こそは誘って2人で行くのもいいな。とか思ってたら翌朝に同じ事を思ったあの人から写真が届いた。
あの場所だった。ミューチュアル。シンクロ。こういう事がよくある私達。もはや自分の片割れみたいなのだ。
私の頭の中。私達だけの秘密。