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六曜社で朝食を。
私にとって六曜社はいつでも変わらぬタバコとコーヒーのお店。濃いめのコーヒーとマッチの香り。そしてくるりを聞くような一人暮らしの大学生がくる場所だった。私が京都へ一人旅を始めた20年近く前はホテルはオークラが威張っていて外資のホテルも大手ビジホもなくドミがあるゲストハウスもほやほや生まれ始めた頃。仕事終わりにバスで移動して朝イチにお散歩しながらイノダで京の朝食を食べGoogle mapsも iPhoneもないガラケー時代にひたすら街歩きをしてはシャッターをきっていた。朝から開いてる自社仏閣やひっそりと暮らしが覗く路地に夢中だった。歩き疲れた時や夕食何食べるかなとリセットする場所が六曜社だった。まさに京都の純喫茶。四条じゃなくて三条というのもよかった。
あの頃には全くノーマークだったが六曜社はモーニングをしてる事に気付いて久々に行ってきた。
しかも、朝食提供の12時までは禁煙タイムらしい。
相変わらず煙と人で混雑して相席になりがちな午後もいいけどちょっとだけ静かな朝の六曜社は本日のtodoを整理するのにちょうどよい。朝イチには濃すぎるコーヒーには珍しくミルクもお砂糖も入れて本日のブースターに。いつ来ても変わらないこのちょっとくたびれたソファに小さなテーブルそして素晴らしい内装がお迎えしてくれる。潔い内装には信念がある。この清水焼のタイルも鏡の位置も照明器具も素敵。
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代替わりしたけど今も六曜社でいてくれてありがたい。変わりゆく街の変わらない場所。まさに憩いの場所なのだ。これからも末永く。