当たりをつけてみよう(人狼解説)

みなさんこんちゃ!

今回は「当たりをつける」の解説です。
みなさんも経験があると思います。

いろんな人が喋っていてだれがどうとかわかんないよ・・・

発言の矛盾どころかログを読んでいたら時間が過ぎちゃって・・・

こんな時に重要なのが当たりをつけて考える行為です。
今後書こうと思っている吊り位置噛み位置占い位置の判断にも必要になるので先ずはこれを覚えましょう。

上級者は全部のログを把握しているのか?

はじめっから核心にせまっていますが、結論を言いましょう。

上級者は昼時間にログを半分ぐらいしか把握していない。

全容を把握するのは夜時間。

言い換えるといろんな発言の中からポイントを絞って精査できる(発言の取捨選択ができる)のが上級者と言えます。
ではどのようにして選択しているのでしょうか?

発言精査には順序がある

9人スタンダード村で2-1盤面。グレー4の盤面を想像してください。
一番初めに把握しなければならないのはCO関連と各占い師の結果の把握ですね。
ではその後、昼時間では何の発言を除外できるでしょうか?

ここは丸覚えでいいでしょう。

①占い師の占い結果以外の発言
②霊能者の進行方法以外の発言
③寡黙な人の発言

まずはこれを除外しましょう。

では逆にどんな発言にフォーカスを当てればよいのか?

①片白のグレー考察
②グレーからの強めな提案及びその発言をした人の発言

この二つに注目しましょう。

8-2(占い)-1(霊能)=5
寡黙な人が1名いたとするのならー1で4名←見ておきたい人数

グレー4盤面なので片白は2名、グレーからの強めな提案をした人が1名で見たい人が3名

4(見なくてもいい人を除外した人数)-3(見るべき人数)=1

この残った1名に関して夜時間に重点的に考察します。

どうですか?昼時間に3名の発言を見て夜時間に1名の発言を精査する。
これぐらいなら何とかなりそうではありませんか?
「この人は発言が強いから昼時間でフォーカスを当てよう」
「この人は発言が薄いからそんなに気にしなくていいや」
この判断が「当たりをつける行為」になります。

初日の吊が寡黙吊りになりやすい理由

初心者さんにありがちな、村なのに初日に吊られてしまって何もできなかった」は上記の当たりをつけた結果です。
理由を説明しましょう。

誰しも自分以外の8人全員のログを追うのは困難です。
なので自分でフォーカスする相手を設定して議論を進めていきます。
結果として「追っている余裕がない」「フォーカスする為に意識を割けない」のが寡黙な人という事になります。

このように誰からも注目されないし考察されない人の事を「要素が取れない人」と言います。

つまり、寡黙な人は寡黙だから吊られるのではありません。
要素が取れない+そんな人の事まで見てる余裕がない=考察のノイズになるから吊られてしまうのです。

ノイズというのは自分の考察の妨げになる人ですね。
最終盤面で「おはよう」と「了解です」しか話さない人を狼かどうか判断しろと言われれば無理なのが分かると思います。

何故寡黙になってしまうのか?

人が寡黙になるのにはいろんな理由があります。
セオリーやルールが分からないから、何を話して良いのかわからないから・・・

カンの良い人は判ると思います。

そうです。
この記事で言っている「当たりをつける」とは他の人の発言を絞ってログを追うことで寡黙にならないようにしよう!という事です。

なぜ当たりをつけると寡黙ではなくなるのでしょうか?

それは、数名・・・始めはよくしゃべる1名に注目してログを読んでいると「なんでそんなことが言えるの?」と疑問におもうシチュエーションが出てくるからです。
それはもしかしたらセオリーの一部かもしれません。
もしかしたらなんとなくかもしれません。

しかし「なんでそう言い切れるのですか?」と質問するだけで寡黙ではなくなるのです。
村としてもそういう質問で別の情報が出てくるのなら吊りたくないのです。

「本来寡黙な吊り位置が質問をすることで寡黙ではなく情報を引き出した事」が当たりをつけた最大の効果です。

慣れてくると・・・

この当たりをつけた行為により要素取りが捗ります。
例えば生存者5名で占占霊村村で一人の占い師があなたに黒を出しました。
占いは真ー狂で見ており、あなた視点でもう一人の村が狼濃厚です。
もっというと「もう一人の村」→「自分に黒を出した占い」の順で吊れば村の勝ちが確定します。

こんな時は偽占い師の黒要素や対抗村人の黒要素、真占いの真要素をログから探さなければなりません。

幸運なことにあなたは初日から当たりをつけて行動しています。

この時、考察先の残りはどうなっているのでしょう?

対抗の村(狼濃厚)の発言は夜時間に済んでいるはずです。
ならば占いの発言精査だけで良くなります。
もしかしたら前日の昼に対抗の発言精査が済んでおり夜時間に占いの発言を精査しているかもしれません。
あらかじめ狼と思われる人の発言を精査しているのならその発言と偽占いの発言を追加で読めばいいだけ・・・この時点で要素取りにかかる時間は半分になります。

ログをあさっている時間が短いという事は要素提出後に霊能者が考える時間をとれるという事です。

説得できるか?は自身にかかっていますが早い時間で要素を出すことは霊能者としてすごく助かります。
あとは霊能者を信じるだけですね。

突き詰めると・・・

進行がグレー吊りを明言した時点で占いの精査は昼時間に行わなくても良くなります。
すると、占い狼論や占い真偽についての考察を初日にする必要がなくなります。

これがよくある「その議論は今日するべきではない」になります。

すべての考え方の基本骨子になるのでみなさんも絶対覚えましょうね!
もちろん即日破綻した占いは吊ろうネ・・・

文:諸悪の根源

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