Xactiについて
昔、バイクに乗っていたときに、強く思っていたことがありました。
「ヘルメットを被ったまま、写真が撮れないかなー」
…私が愛用していたヘルメットは、所謂フルフェイスタイプでした。
安全のためでしたが、顎の部分もカバーされるタイプなので、どうやってもファインダーが覗けません。
一眼レフでも、コンパクトカメラでもダメでした。
デジタル化が進んで普及した頃には、私はバイクから降りていました。
車に乗り換えてから数年がたって、ようやく最適解とも言える機種が発表されます。
それが「SANYO Xacti」だったのです。
CMでは、カメラマンの桐島ローランドさんがバイクに乗りながら(確かYAMAHA SRX400だったかな?)撮影をしています。
カメラというよりは、ムービーとしての色が濃いXactiですが、実に理にかなった設定となっていました。
Xactiには防水モデルもあり、片手持ちでも撮れます。
モニターを展開して撮りますので、フルフェイスでも問題ありません。
バイクは降りてはいましたが、そのうちには…という思いも持っていました。
コンパクトなムービーカメラという点では、今でもXactiのデザインが最高と思います。
ただ、設計を考えると、やや無理があるとも思います。
一度中古を手に入れて、使ってみたことがありますが、性能として古めかしくて、長く使う気にはなりませんでした。
最新の技術を投入すれば、良いカメラ(ムービー)になるだろうに、と思いますが、SANYOも、Panasonicも出す気は無さそうです。