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歌いたいのに、歌えない！
カラオケ等が苦手な方もいらっしゃいますが、上手下手に関わらず「歌うのは好きです」という方も多いですよね。
車の中で歌うのはストレス発散にはもってこいです！。
私もそのクチで、カラオケで歌うのはそんなにも好きじゃないですが、車内で運転しながら歌うのは好きです。
曲の種類は所謂「昭和モノ」が多く、アニソンから演歌まで幅広い（？）です。
そして女性歌手の持ち歌を歌う事も多いです。
大好きな歌で有りつつも、歌えない…歌いきれないモノがあります。
その代表が美空ひばりさんの「みだれ髪」です。
美空さんは天才なので、どんな歌でも歌いこなしてしまいます。
この曲も特に疑問に思える瞬間も無く、苦しさも感じられないように歌うのは驚愕です。
特に難しい箇所は「〜塩屋の岬」の部分です。
「し•お•や」と続きますが、高音です。
地声では無くてファルセットで無いと出ませんが冒頭の「し」の発音が、もう地獄のように辛いです。
後頭部を引っ張り上げるような感じで発音しますが、私のファルセットの音域を完全に超えていますので、もし本気で歌ったなら、その場で卒倒してしまいそうです。
やはり美空ひばりという人は、音域と技術がバケモノだとしみじみ思います。
彼女の天晴なところのひとつは「低音と高音の自由自在な切り替え」だと思います。
これがとてつもなく難しいので、音域が狭い歌手がこの歌を歌うと、相当に惨めな結果が待っています。
女性であるに関わらず、並々とした低音が出せる、彼女ならでは技術ですね。
男性である私は地声が元々中低音で、歌うときだけ鼻声を使いながら中高音域を出すので、低音に切り替えは可能ですが、高音は出し辛いのです。
この曲が自在に歌えたら良いのになぁ、と思います。