春、だから…。
もし、写真と出会っていなかったら…今どんなことになっていただろうか?。
写真は、自分が見た風景を固定できるところに魅力があると思う。
そればかりでは無いけれど、私が求めているところは、主に「そこ」だと思う。
見返し、思い出す。
そのためのツール…だからこそ、私はそのときに見ている「プレビュー」を撮らない。
目で見て見えるものをリアルに写そうと試みるのじゃなく、視覚そのものをカメラのシステムのように構成し直して見る。
目はズームレンズ、脳内で必要なピントとフレーミング。
それが一通り完成されたとき、シャッターを切るのだ。
そちらのほうに多くのメモリを割いてしまう関係で、実は普通に皆が見ているシーンが記憶されていないことが多々ある。
他人に言われてから、改めて脳内プレイバックを試みるという面倒なことをしていたりする。
カメラを持って街を歩くときは、知己の人とすれ違っても、まずわからない。
それくらいに集中をしている。
いや、集中というか「ハマっている」のだろう。
こうなるともう、カメラと一体化というか、共有されているといっても良いかもしれない。
こういったことは、写真を趣味とする人には多くあることだと思う。
だから、もし写真と言うものが無かったなら、と考えると困惑せざるを得ない。
…写真に一番近いのは「俳句」で、おそらくはそちらにのめり込んでいると思われるが…気質としてちょっと合わないというか、写真が性に合っているな、と思う。
桜が咲き出した。
春本番、撮影に行きたいと強く願う!!。
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