農業業界
こんにちは!
業界地図だいすき、おしばです!
今月もファイナンスラボの業界地図勉強会に参加させていただきました!!
そして!
今回も特別ゲストには
「会社四季報 業界地図 副編集長のなかやまさん」!!!
会社四季報業界地図2021年の発売まであと少し!たのしみ^^
【勉強会のプレゼンター】
・大手町ランダムウォーカーさん(外食業界)
王将と日高屋比較!出店方法が違うと、どう財務に表れるのか?コロナ禍をどう切り抜けたらよい?おもしろかったですねーーーー^^
・いごはちさん(スポーツウェア業界)
デサントとゴールドウィンの比較!本題のクイズはもちろん、社名やロゴの由来クイズなどアイスブレイククイズが多くておもしろいです^^
8月のテーマ
そして私は「農業」について調べました!
大学生のときに「農業開業説明会」に行くほど、農業に興味があったのですが、「まだ都会で遊びたい!」と断念したという経緯があります。。。
(遠隔農業から始めたい←
自分で育てた食材を使ってレストランを経営するのが将来の夢なので、業界地図や四季報をきっかけに農業関連企業の有報を読みながら分析できてとても楽しかったです^^!
ではでは、農業業界を解説していきます!
輸入野菜が増えきたり、天候などの自然災害の影響も受けやすかったりと、変動はありますが市場規模としては大きいですね。
農業で大切な流通のしくみです。
スーパーや飲食店でも「産直」食材が浸透し始め、最近では「食べチョク」など生産者から新鮮な野菜が直接届くサービスも注目を浴びていますね。
もともと卸売市場には、需要と供給を考慮して価格の適正化や質の見極めなどを行うという公共機関としての役割があります。
生産者寄りの視点でできるだけ高く売ろうとする卸売業者と、消費者寄りの視点で質のいいものをできるだけやすくという両者の視点で流通される卸売市場。
しかし、近年は「卸売市場を通さずに流通」することが増えているなかで、卸売市場に変革をもたらす法改正が行われました。
一定の条件のもと、民間企業も中央卸売市場が開設できたり、卸売業者が仲卸業者などを介さずに、直接小売店などに販売できるようになったりと、なかなか大きな改革です。
このように流通が自由化することで中抜きがなくなり農家の収益性が上がったり、安く新鮮な食材が購入できたりというメリットが期待できる一方で、卸売市場(卸売と仲卸)の公共機関としての機能が失われることで価格や質の維持、需要と供給のバランス崩壊などが懸念されています。
農業関連2社比較
簡単に概要を説明したところで、農業で好調な2社の比較をしてみましょう!
農業だけに限りませんが、川上~川下が垂直統合されていると高く安定的な収益性を保つことができます。
今回気になったのは、業界地図でも1つの食材に特化して好調な2社です。
鶏肉もキノコも大好きなのですが
(きのこでこの売上すごくないですか!?
ホクトと聞くとキノコオールスターズさんが歌うきのこの唄が脳内再生されるほど印象が強いCMで有名ですね。
「きのこのこのこ げんきのこ」
「おいしーいきのこはホ・ク・ト」
ホクトは最終的に商品を消費者に届ける「BtoC」です。
そしてアクシーズはご存じでしたか?(私はケンタ好きなのに知りませんでした…
ケンタッキーやからあげクン、冷凍食品などで一度は食べたことある鶏肉を生産している会社です。
国内2位の鶏肉生産地である鹿児島県の方々はもちろん、全国に支持されるおいしい鶏肉を生産しています。(1位は宮崎県ですね
こちらは鶏肉の生産~加工までを行い、商社などに販売する「BtoB」です。
ということで、クイズです!
BtoB・BtoCというビジネスモデル、商品価格、設備などから考えてみてください^^
(ヒントが少なく、ちょいと難しいかもしれません
では、こたえです
↓ ↓ ↓ ↓
選択肢①が正解でした!
解説はスライドを中心に進めて参ります!
鶏肉のアクシーズ解説
KFCとアクシーズには深い関係がありました!
「小びな」という言葉がでてきたので補足です↓
連携を図ることで収益性を高めているんですね。
そして収益を上げるだけでなく、在庫やコストへの意識も大変高い会社でした。
食材を利用して自家発電とは…面白い!!!
鶏肉だけなく、畜産系に共通する関係の考え方かな?と思いますが、少しだけ↓
これは私の予測ですが、キャッシュが多い理由は高収益と設備投資のために保有していることはあると思いますが、鶏肉はキノコと比較して成長が遅いので飼育のためにキャッシュアウト→販売してキャッシュインというサイクルが長そうなので現金を蓄えておきたいのかなと思いました。
以上、アクシーズの解説でした!
おいしいきのこのホクト解説
そして比較企業のホクトも少しだけ解説します↓
お話ししたホクトHPの「きのこができるまで」の説明映像です^^
にょきにょき生えてきてかわいい^^
ということで、
以上、コロナ禍でも好調な2社比較でした!
農業の未来
最後に農業の未来について簡単に触れておきます。
まずは農業の現状課題です。
ご存じの通り、農業人口は減少の一途をたどっており、高齢化も大きな課題となっています。
それをもたらしている要因として、「農業は儲からない」というイメージが強いことが挙げられます。
畑仕事を手伝っていたときは、「農家の朝は早いんだお!早く起きろ!」と早朝にたたき起こされた記憶があります。
中腰で何時間も肉体労働&作業着が汚れる&かわいい虫たちに囲まれるなど大変な割に儲からないという現実。
ただ、農家にとっても新しい風が吹き始めています。
政府も推進している「スマート農業」。
農機メーカー「クボタ」が自動運転トラクターなどの農機のロボット化を推進したり、「パナソニック」や「NEC」「富士通」などが生産経営管理システムを提供したりと、AIやデータ活用することで農業効率化に向けて動いています。
また、冒頭でも挙げた「食べチョク」や「ポケットマルシェ」など、生産者と消費者を直接つなぐサービスも登場し、農家の方がオンライン上で直接価値を訴求する場面も増えてきていることも、農業人口減と高齢化に歯止めをかける一石になるかもしれません。
コロナショックで外食店などの飲食向けの流通は厳しいですが、個人に目を向けると好調さが目立ちます。
私の近所のホームセンターは、週末になると家庭菜園コーナーが大人で入場規制がかかるほどです・・・(すごい
不安になるようなニュースが毎日飛び込むなかで法改正が行われていたり、期待が膨らむ需要が生まれている農業。
もっと農業が盛り上がり、食べる人だけでなく生産する人も、関わる人すべてが食材で笑顔になれる日がきたらいいなと願いつつ、私も夢に向かって準備をしていきたいと思います!
以上!農業業界まとめでした~^^
最後までお読みいただきありがとうございました^^
業界地図を使った勉強会を毎月開催しておりますので、宜しければご参加ください^^
【8月の業界地図オフ会@ZOOM開催】
8/30(日)15-16時 発売記念!2021年度版に加わった企業をチェックしてみよう!の回です笑
いつもプレゼンする勉強会なのですが、今回は業界地図を片手に気軽に参加できるかと思います!
ぜひお気軽にご参加いただけるとうれしいです^^
いつも楽しく参加させていただいてる #ファイナンスラボ おすすめです^^!!!!