中級者~上級者向けあれこれ<ダメージ計算関連>
フォルダにあった筆者のメモをまとめたものですφ(•ᴗ• )
筆者自身、かつて他の方に教えてもらって「なるほど!」となったこともたくさんあり、とても有用な内容なのでみなさんに共有します。
◆英雄クロニクルのダメージ計算の基本
◆能力値や装備や武器術、威力増加など基礎威力を求める部分
ここがのキャラクターの基本的な能力。
↓
◆支援や団結や指示、阻害や威力減少がかかる。
ここが相手に攻撃が届くまで威力が変動する部分
↓
◆最終的な威力変動の計算の後、威力が確定し
ここでようやく相手キャラに攻撃が当たる。
当たると、相手キャラの防御力分の威力が減り、防御して減った分の数値でHPが減る。
↓
◆相手キャラにダメージとして現れる
◆阻害と無命中耐性がダメージにどう影響するか
阻害は「威力」を「減算」
無命中耐性は「最終的な威力」を「除算」
なので、報復の素の威力が100の場合は
100 - [阻害] - 防御 → [最終的な威力]
[最終的な威力] x 0.5[無命中耐性] → [ダメージ]
になる。
威力は、つまりは『相手に飛んでいくダメージ』なので、
100から阻害分を引いて無命中耐性で半分になったものが威力として確定されてから相手の所に飛んで行き、飛んできた威力を防御で減らす……という感じ。
防御で減った後にHPを減らすものが『ダメージ』で
100-[阻害]×0.5[無命中耐性]の後、相手の防御でマイナスが入ることになる。
◆阻害のすすめ
もはや防衛ビルドの基本形ともなった損害制限+報復。
攻撃側が取れる対策のひとつとして、阻害(大)+できれば(小)をおすすめするコーナー。
阻害の基本的仕様
阻害の使い方と計算
説明にある、「敵の回避と防御を下げる」というデバフ効果は
攻撃側は実際それ自体を期待して使うことはあまりない。
注目してほしいのは
また、直接攻撃の威力に、 -(計算式)する。
この部分。これは防御阻害効果ではなく攻撃阻害効果に当たる。
防衛ユニットに積まれていることの多い、損害制限&報復。
MP同時攻撃をいくらでも撃てればいいけれど、コマンドだからそうもいかない。斧秘技や砲撃秘技では、報復までは防げない。
なので、防衛ユニットの比較的低威力の報復は、阻害で受けてしまおう…
アタッカーやサポーターに積まれている阻害は、これを主な目的としている。
高コストユニットや、アタッカーの防衛装備なら話は違ってくるけれど、
普通の防衛ユニットには攻撃阻害系を積む余裕はない。
純アタッカーからの報復については…、彼らはそもそもあまり硬くない事も多いし、他の方法で倒すのが良いだろう。
これについては、阻害では対応が難しいと考えて差し支えない。
たとえばLv30の25+15転生では、30+25+15=70で阻害大&小あわせて70
近接攻撃した時に食らう報復の威力を減らせる。
間接なら半分の35になるけど、間接はそれ自体の仕様にも報復の減衰があるので、ここからは主な用途である近接アタッカーが食らう報復について考えていくことにしよう。
70というと低く思えるが
敵の報復威力 -(阻害の威力+受け手の防具の所に書いてある防御値)
=近接アタッカーが食らう報復ダメージ
こうなるので、70というのは結構馬鹿にならない。
報復の威力計算
ただ、どの程度敵の報復の威力があるかは注意が必要だ。
だいたい攻撃力を見ればどのくらい攻撃or魔力にポイント振ってるか想像はつくが、正確な値を知りたければ、キャラシを確認するのが望ましい。
ちなみに報復は追加ダメージと計算が同じで、武器の攻撃値は関係ない。
ステータスのところの「攻撃値」or「魔力値」(報復物か魔で対応する方を見る)
↓
これに 【身体強化】、【能力変換(魔)】、【能力変換(物)】の加算分の能力値が加わり
↓
さらに【攻撃上昇】【魔力上昇】、そして最後に【威力増加】、【攻防一体】の分が乗算される
報復特化のユニットや、激昂で威力が上がる分には充分注意しよう。
仮に、15+15転前後、魔力が素の魔力+刻印と転生補正で80ぐらいの黒魔法アタッカーが報復する場合、これに魔力上昇が乗って×1.5で120。
威力増加を10積んでるから…80+100%、…つまり2倍で240になる。
(※攻撃阻害無視/半減が積まれている場合は阻害が効かない為、実際に数値を計算してみてもアタッカーの報復を受けるのが現実的ではないことが分かる。)
報復の乗算値については、
魔力/攻撃値 × (1+威力増加1あたり0.1+攻防一体1あたり0.05)
と考えると計算しやすい。
(魔力or攻撃+刻印や転生補正+能力変換分×上昇系)
×(威力増加&攻防一体の分の値) = 相手の報復の威力
おさらいに、魔力40・15+15転の黒魔法アタッカーが、威力増加と攻防一体をそれぞれ5積んでいる場合を計算してみよう。
今度は、刻印や能力変換分、魔力上昇は無いものとして考えることにする。
答えは
40+30 × (1+0.5+0.25) = 122
どうだろうか?
報復は加護のブーストが効き、属性の相性も関係する。さらには、地形も関係があるので実際に出る数値は変わってくるものの、防衛寄りビルドで攻撃阻害系も上昇系なども無い場合なら、阻害や無命中耐性で生き残れそうな気がしないだろうか?
近接アタッカーに阻害サポートをする価値、自身に阻害や無命中耐性を積む価値、そして弱点積みがお勧めできないのも、こういった理由があるからだ。
今説明した報復に加え、反射や撥ね除けなど注意すべきものは多いが、
ぼんやりとでも概算でダメージが分かれば攻略しやすさはグッと増す。
阻害と報復のまとめ
・【阻害】には、敵の攻撃の威力を下げる効果もある。
これは攻撃阻害効果で、敵からの報復威力も下げることができる。
・【阻害】は、攻撃阻害半減/無視を積んでいることが多い純アタッカーからの報復に対しては、効果的ではない。
ビルド的に攻撃阻害半減/無視を積む余裕のない、防衛キャラからの報復に対して効果を発揮する。
・【阻害】を使うには、サポーターならコマンド後の離脱で次に倒すべき敵の近く(3マス以内なら〇)に移動させればよい。
ただし、弱点を積んでいる味方アタッカーのサポート用としては厳しい。
・【阻害】をつかって【報復】を受けられるかどうかにはついては、少し注意が必要になる。
敵キャラシに載っている攻撃or魔力値に、〇〇上昇、能力変換、身体強化が乗る。
スキルでは、威力増加、攻防一体も乗る。
また、加護、属性相性も食らうダメージに大きく関係し、自分と相手の居る地形も関係する。
防衛キャラの能力がアタッカーに寄っているほど、注意が必要になる。
・【報復】のほかに、【反射】や【撥ね除け】を積んでいる防衛ユニットの場合は、特に多段ユニットとは相性が悪めだ。
ぼんやり計算してほとんどダメージを食らわなさそうなら良いが、もし味方アタッカーのHPが心もとないなら、やめておいた方が良い。