病院の調度品
最近、病院とか薬局を
好きだなあと思うようになった。
行くのは好きじゃないんだけど、
空間が好きだなあと思うようになった。
整え飾り付けられた空間にある優しさに気づいた。
古めの病院は、
昭和のちょっといいお家にあるような
重厚でぶりっとした調度品がある。
新しい病院は、
今風の淡い色の壁紙だったり。
きれいなカラーで整えられている。
花柄のカーテン
レトロなどっしりした花瓶に
華やかな造花
子供用の壁紙に
カラフルなオモチャ
観青々とした葉植物
かわいいイラストの掲示物
ドリンクを飲ませてもらえるところもある。
クリスマスにはツリーが、
3月にはお雛様が飾ってあったりする。
以前からも、病院などに置いてある物の可愛さは
感じていた。
だけど、最近は感じ方が少し変わった。
どれも可愛いから置いてあるのはもちろんのこと、
来る人を少しでも和ませようとする配慮が
あるなあと気づいた。
どんなお店でもお客さんのための何かしらの配慮はあるけれど
病院や薬局は特にそれを感じる。
どうしても楽しい場所ではないから、
少しでも来る人の不安が和らぐようにっていう優しさを空間全体に感じる。
優しさを感じるようになってから、
病院や薬局に行くのが楽しみになった。
あの病院、
今度行く時はどんな飾り付けがしてあるかなあ。