「晴れるまで踊ろう」

「晴れるまで踊ろう」

これは、SKY-HIさんの著書のタイトル。
とってもいい言葉。もうこのタイトルだけでこの本が好きになった。

(わたしは、物語自体が微妙でもタイトルが心に響いたらその本を好きになってしまう所がある。
「晴れるまで踊ろう」は内容も良かったです。)

「晴れるまで踊ろう」という言葉に出会って、わたしは勇気をもらった。

折坂優太さんの『針の穴』という曲に、
「今生きることは
針の上で踊るようなこと」
という表現がある。

今私が生きることは
針の穴を通すようなこと
大しけの日 船の上で
針の穴を通すようなことだよ

今私が歌うことは
針の穴を通すようなこと
観客のない舞台上で
針の上で踊るようなこと

今私が生きることは
針の穴を通すようなこと
稲光に笑ってたい
針の穴を通すようなことでも
折坂優太『針の穴』

難しく困り果てるようなこと、滑稽で意味のないように見えること。
そんな困難の最中だけれど、生きるのは厳しいことだけれど、それに対して笑っていたいという心の在り方に感銘を受けた。

そこから、辛い状況の時は
針の上で踊るイメージを頭でするようになった。

針先で踊る時もあれば、少し楽になってまち針の赤い丸の上で踊る時もある。
たまに舞台場で踊れる時もあったり。
転んだり、痛めたり。

そんな中で出会った、「晴れるまで踊ろう」という言葉。

ずっと闇雲に踊っていて、踊ることで苦しむことで自分を認めているような所があったけれど、

この言葉でなんだか視界が晴れた。
どこまで頑張るか設定して、その光に向かえばいいのだと思わせて貰えた。

晴れるまで、やりきるぞ。

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