HIStoryシリーズ完走報告〜HIStory2は良作2品
HIStoryは結果的に配信が完了した4まで、完走しているのですが、今回は2について報告します。
HIStory2はアマプラにて2作品とも視聴可能。ありがたい!!
「越界〜君にアタック！」と「是非〜ボクと教授」です。
まずは「越界〜君にアタック！」から。・・・というか、日本に最初に持ち込んだどなたかがつけたのかなぁ、この「君にアタック!」という副題のせいで、最後まで視聴を躊躇していました。何となく面白くなさそうですもん(失礼ながら:笑)。
ただし!題名に怯んでいる場合ではありません。ちゃんと面白いですから!!この題名で断念した方は是非、先入観を捨ててご覧ください。切に!!
問題児として目をつけられている転校生のユーハオは、そのジャンプ力と運動神経を買われてバレー部への勧誘を受ける。その気のないユーハオだったが、ツーシュアンのかつてのプレーに魅了され本気でバレーをやることに。色々と面倒を見てもらううちに、ツーシュアンのバレーへの情熱に触れ次第に気持ちに変化が訪れる
君にアタック!の名の通り、バレー部のお話です。
ユーハオはその短気なところと喧嘩っ早いところで周囲から誤解されている。けれど本当は真っ直ぐな性格で困っている人を放って置けない生活。一方、バレー部の部長であるツーシュアンは誰よりも目立つエースだったが、あることがきっかけで今は裏方に回っている。
ユーハオの本当の顔を知ったツーシュアンは部長の務めだと彼を世話するが、ユーハオの方もツーシュアンのことが気になって仕方がない。
このツーシュアンは今は部長としての任務に専念、細面でメガネ、と真面目学生風でさほど主人公としての華がないのかなと思いきや、細マッチョな体つきといい、時折見せる苦悩の表情、バレーのことを語るときの生き生きとした表情など、さまざまな顔で魅了し、ユーハオが惹かれる理由がすごくよくわかる。
いっぽうユーハオは少年らしさの抜けないいかにも「世話の焼ける後輩」という感じだけれど、好きなものに対するまっすぐな態度や想いは見ていて清々しい。自分の気持ちに対してはいつも素直な彼の言葉はツーシュアンに届くのか。
そしてもう一つ、2組目のカップルで異兄弟愛が出てきます。はい、HIStory4のサブカプの序章か?と思われる設定です(こちらはまだ有料配信でしか見られません)。
ただし、こちらは極めてライトな感じで、あくまでも主役カプありきの物語なので可愛らしい感じで見ていられます。↓右がお兄さん。なかなか色気のあるいいお顔立ちな気がする・・・他のドラマとか出ているのかな。
スポーツ主体の爽やかな恋愛ドラマと思いきや、ドキドキなシーンも結構盛り込まれていますので、BLドラマ中級の方でも最後まで楽しめますよ〜。
続いては、「是非〜ボクと教授」です。これすごく好きなドラマでした!
副題通り、生徒と教授のお話なのですが、この教授が!!大人の色気が満開で、大人の方にも気に入っていただけるお話ではないかと思います。教授の一人娘がいますが、この子が重要なキーポイントとなります。
ある日、ヨーヨーという女の子と知り合ったフェイは、彼女の子守兼家政フを引き受けることに。ヨーヨーの父親は産休の代理できた教授のイージェ。研究に没頭すると、自宅にも帰らなくなるイージェのことを父親失格だと責めていたフェイだったが彼の過去を聞いた上に、彼とかつて出会った時のことを思い出し徐々に惹かれていく。
バツイチ子持ちの大人の男と、過去の傷に苦しむ19歳の男の子。圧倒的なギャップに萌えるこちらのカップルですが、とにかく教授の魅力にやられます。
何と言いますか、ミッキーがさりげなく柄になっている爽やかなシャツを着こなしたと思ったら、紺色、ストライプ、そして白い短パン・・・教授の衣装を堪能するだけでも楽しいドラマであります。極め付けは、濃い紫色のシックなシャツ。そんな着こなしまで行けちゃうんですか!!!とにかく主役のスティーブンさんの髭、長身、甘い目元、そして着こなしにツンデレ!全ての夢が詰まっております。
インスタでオンオフの写真色々堪能できるけど、この人はオンの方が断然色気が出ますねぇ。髭も役によってかな、あったりなかったりだけれど、髭なしの方が何となくおじさんっぽくなると言うか(失礼!)、なので髭ありを支持します!
こんな良い男なのに、なぜ前妻は離婚しちゃったんでしょうねぇ(こちらも負けじとスタイル抜群の美人さんですが)。その理由は本編にて確認してください。まぁどちらが悪いなんてことはないのだろうな、というのが本当のところです。
最初は娘ヨーヨーに気に入られ、甲斐甲斐しく世話をやくフェイのことを優しく見守っていたイージェだけど、最初に摑まされたのは何と胃袋!研究に没頭すると食事もままならないイージェがフェイの食事を恋しく思い、仕事の最中にも帰宅するようになった。
まず胃袋を掴めの法則、生きてるんですか??
フェイの献身的に親子を支える姿、それは片親の寂しさを知る自身の経験からではあるけれど、その気持ちがやや距離のあった親子をガッチリ結びつけていく。
まさにこの写真↓のように、幼い女の子を通して二人は心を通わせていく。
この教授の、一度覚悟を持って決めたなら、全く揺らがない、その態度にも惚れ惚れしましたねぇ。
彼らを取り巻く友人たちも、時には励まし、時にはアドバイスをしながら優しく見守っていてすごくいい。
こう見ていくと、HIStoryシリーズは良作揃いだなと言うことがよくわかります。
シリーズ最初はショートドラマからスタートし、着実に積み上げていって4に至っては50分弱を全10話でお届けするまでに。
話の長短に関係なく、BLというジャンルはありつつも、家族・友人・そして社会の偏見や夢に挫折した人など、様々な人間模様を盛り込み、舞台を移しながら、完成度の高い作品を送り込んでいます。
恋愛して、告白して付き合う。明るい恋愛ドラマに仕上げている面もあるけれど、同性同士の恋愛は社会の偏見の壁にぶち当たってしまうことはあるだろうし、増してやパートナーとして家族として暮らしていくには相応の覚悟が必要になるだろう。そういうところにもきちんと向き合おうと、配慮して作られている作品が多い気がします。
「是非〜ボクと教授」は子供がいるということもあるし、続編としてこの家族のその後をぜひ見てみたい!!切に希望します。
シリーズ3まではアマプラで観られるので、今のうちにぜひご堪能あれ。損はさせません!!
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