巍宝山への行き方
★まずは巍山まで行きましょう★
巍宝山は雲南省の巍山県にあり、行くにはまず巍山に辿り着く必要があります。
巍山へは大理市から高速鉄道で20分と近く、大理市に辿り着けば迷わずに行けます。
大理市へは中国の主要都市から1日複数の便が出ており、日本からであれば上海、広州、北京経由が行きやすいでしょう。中継の都市で一泊が必要なら空港の近くがおすすめ、時間に余裕がある場合はその都市を観光するのも◎です。
例えば関空→上海(一泊)→大理→巍山
飛行機、ホテルの予約はTrip.comが一番安く、高速鉄道も予約できます。
大理空港から市内まではタクシーで20分程度。大理を観光するなら古城近くで宿泊、すぐに巍山に向かうのであれば大理には泊まらずに高速鉄道で巍山まで行き、巍山古城で泊まるのがいいと思います。
日本から巍山まで早くても2日はかかるので、帰りを考えたら4-5日以上は欲しいところです。
巍山駅から古城まではタクシーで10分程度、ただあまり止まってないのでアプリで呼べるように準備しといたほうがいいと思います。
巍山古城は非常に歴史があり、現在も人々が暮らしている生きている古城です。南詔国発祥の地であり、金庸先生の小説でも登場しています。巍宝山へ行かれた墨香先生も足を運んだ可能性が高く、時間を少し割いて歩いて回る価値は充分にあります。
★巍山古城から巍宝山へ★
巍宝山は巍山古城から12キロくらいの場所にあり、車で約20分かかります。バスはありますが2時間に1本と使いづらく、移動はタクシーが一番おすすめです。
タクシー前日夜にホテルのスタッフに予約してもらうのが確実ですが、高徳地図やwechatでも予約できます。巍宝山で客待ちするタクシーはほぼないので、帰りはアプリでタクシーを呼ぶか、行きのタクシー運転手とwechatで連絡先を交換して下山するタイミングで迎えに来てもらうのがおすすめ。
★巍宝山登山★
巍宝山には道教のお廟が点在しており、そのうちの一つが太子殿です。入山口から太子殿までは20分とかからないですが、途中のお廟を一つ一つ参拝するなら1時間以上かかります。太子殿から先、山頂まで登って降りてくるのであればさらに2,3時間は必要であり、巍宝山全体を満遍なく巡るのであれば5時間は見ておいた方がいいです。
私は太子殿から上の二つのお廟を参拝したあと元の道で入山口まで戻り、反対側の長春洞まで行ってから下山しました。長春洞は巍宝山で最も保存状態の良い清時代の建築物であり伝統的な道教のお廟を見学したい方には是非ともお勧めします。
このルートは合計3時間程度であり、その日のうちに高速鉄道で大理まで戻れるので日程に余裕のない方にもおすすめです。なお、巍宝山は伝統的な道教の山らしく、全ての道が石畳かつ上りが多めなので歩きやすい靴で行きましょう。
★太子殿参拝★
太子殿は入山口から4つ目のお廟であり、仏になる前のゴータマ・シッダールタ王子を祀っています。お廟自体は大きくないのですが、天官賜福のファンがお供えしたグッズを展示する小屋や木があり、菩薺観の標語の元ネタである張り紙もありました。聖地巡礼の雰囲気がとても濃厚であり、中国のファンも大勢訪れています。太子殿手前のお廟(霊官殿)では樹齢400年を超える山茶花の木があり、2月末から3月中旬に開花するそうです。山茶花の上半分は太子殿から見ることができ、墨香先生が訪れた時にその花を見ていたそうです。
★御集印のおすすめ★
最近中国ではお寺やお廟に独自の印鑑が置かれており。御集印帳にその印を集めるのが流行っています。御集印帳もお寺やお廟独自のものがあり、お土産として買う観光客も多いです。
巍宝山ではチケット売り場のスタッフに声をかけて御集印帳を買うのですが、38元の巍宝山のみのバージョンと巍山古城も入れた58元のバージョンがあります。個人的には解説やイラストが入っている58元のほうを一冊買えばいいと思いますが、38元の方には予め印が押されているバージョンがあり、きれいな印が欲しい方や印をコンプリートしたい方におすすめです。ちなみに私は両方買いました。
巍宝山は日本からやや行きにくい場所ですが、タクシーを呼ぶアプリの使い方を覚えられればハードルはグッと下がります。天官賜福のファンとしては是非とも一度は行きたいかつ需要はバッチリあるので、日本の旅行会社に頑張ってツアーを組んで欲しいところですね。
最後になりますがこんな拙い文章を読んでいただき、誠にありがとうございます。聖地巡礼の参考にしていただければ幸いです。