湧別町滞在日記⑤〜活動を終えて〜
今回で湧別町編、最終回となります!
実は活動を終えて1ヶ月ほど経過しており、時の早さ(と自分の執筆の遅さw)にびっくり!当時を振り返りつつ、率直に思ったことを綴ってみました。
協力隊インターン制度のメリット・デメリット
インターン制度を初めて利用して感じたこと。
(自治体ごとに制度の詳細は異なりますので、ひとりの感想として参考程度になれば)
〇メリット
①町の実態や展望を役場目線で知ることができる
ネットで町のデータを調べることはできますが、実際に町に暮らしながらまちづくりの仕事に従事されている方から聞ける話は温度感もあって、生の声に勝るものはなし!と感じました。
また、初日と最終日に町長ともお話しすることができました。町のトップの方から「こういう町にしたいので、こんな計画を立てていて、来年からこうなる予定だ。だからこんな人が来てくれたらと思う。」といった具体的に描いているプランを聞けたのも貴重で、行政と関わる地域おこし協力隊ならではのメリットだと思いました。
②収入がある
既にリモートワーク等で収入がある方は別ですが、無職の私にとって一定の収入が見込まれる安心感は大きかったです。
ゲストハウスのヘルパーは湧別町に来る前から経験してきましたが、基本無給(部屋と賄付き)です。好きで働いていたので楽しい思い出しかありませんが、財布の紐は自然と固くなってしまったと思います。収入(12,000円×活動日数)があったことで、湧別町以外のオホーツクエリアも積極的に探検できたと思います。
活動費から宿に滞在費を払うので、一部屋自分用に貸し切ってもらっているという罪悪感もなく、お互いwin-winな制度だとも思いました。
③地元の方に自己紹介しやすい/されやすい
着任の様子が町のHPに掲載されることで声をかけてもらったり、「地域おこし協力隊インターン生」という肩書きがあることで、地元の方にも「へぇ〜そうなの、滞在楽しんでいってね」と安心して受け入れてもらえる気がします(個人の体感ですが)。
これは歴代の協力隊員が地域と良い関係を築いていらしたからだなぁとも実感。みなさまに感謝です...!
④お試し移住&お試し協力隊が同時にできる
北海道移住を叶えるべく数年前から情報収集していますが、移住体験にもさまざまあり、例えば
⚫︎移住体験ツアー→1泊2日等短いものが多いので参加しやすいが、観光客気分で暮らしを実感するには物足りないかも。(私は過去、名寄市・下川町・上川町・弟子屈町をこの制度で訪れて、あっここいいな、ここで住んでみたらどうなるんだろうと、暮らしを想像するきっかけになりました💭)
⚫︎お試し住宅→家具・家電付き住居を格安で利用できる。(私は利用経験なし。リモートワークの人が暮らしを体験したり、転職希望の方が住みながら仕事や物件を探すイメージ)
といったプランがある中で、滞在と仕事両方叶えられるインターン制度は強みだと感じます。また、移住の際のひとつの方法である“地域おこし協力隊”を体験できるのも魅力だなと思います。
〇デメリット(?)
正直あまり思いつかなかったのですが…
強いて書くとしたら…
①事務作業
国の制度を利用するので、湧別町の場合、
【活動前】応募メール→様式の提出→担当者と面談→活動先企業も交えての面談
【活動中】活動日誌の記入
【活動後】活動報告書の提出
といったプロセスでした。特に負担には感じませんでしたが、一般的なヘルパーやアルバイトにはない事務作業かなとは思います。
②荷物が増える
着任式や週に一回程度役場の方と活動するので、それ用の綺麗めな格好(所謂オフィスカジュアル)が必要になりました。オフィス系から数年遠ざかっているので、久しぶりにジャケットやパンツ、ストッキングやパンプスを引っ張り出しました。笑
今までのゲストハウスが個人オーナーとの簡単なやり取りで済んでいたので、役場仕事だと当然だよねという内容ですが、ご参考までに。
まとめると…
いろんな企業、自治体がインターン制度を導入していますが、
“お試しで移住して暮らしを体験してみたい”
”滞在中の収入面が心配“
“まちづくりに興味がある”
方に特におすすめしたい制度です!
自治体によって活動内容は異なりますので、ぜひ気になる地域の制度を調べてみてください!
NEW HUMBERでの出会い
“飯場”から名付けられたこの場所は、毎日いろんな方がご飯を食べたり、宿泊目的で訪れます。
地元の方、西村組社員の方、出張や観光で泊まりに来た方.…いろんな人とのご縁をいただけたのも、この場所のおかげです。代表の幸志郎さん、店長のなおちゃん、スタッフのボブ、パートのみなさん、温かく迎えて下さり、本当にありがとうございました!約1ヶ月前のこととなりますが、町の為にと熱い気持ちを持った方々と一緒に仕事ができて最高の空間でした!
今考えていること
会社員のレールを外れ、自分のビジョンをどう確立していくか模索の日々ですが、インターン生活を終えて
・北海道の海の幸しか勝たん!(滞在1ヶ月で贅沢すぎるほど大好物の生牡蠣をありがとうございました♡)
・地域の人が集まったり、地域内外を繋げたりできる場作りに関わりたい!
・地域の為に、本気で、楽しんで挑戦できる仲間と仕事をしたい!
と思っています。(以前から抱えている想いが一層強くなった感じ)
NEW HUMBERのコンセプト作りや空間への反映が素晴らしかったので、私だったらどういう場を表現できるだろうと考えるきっかけにもなりました。
今参加しているローカル開業カレッジで、ローカルでのビジネスについて学んだり、北海道東川町Compathのプログラムで自分と社会のつながりを問い直したりしながら、自分の生き方をどう表現していくのか、手を動かして構想中です。
今年2-3月末を目処に自分のビジョンを自信を持って人に伝えられるようになりたい🫶
改めまして…受け入れて下さった湧別町役場、NEW HUMBER の皆様、貴重なお時間をありがとうございました!
冬の湧別町は最高だと分かったので、次は春に訪れたいと思います🌷
今回も最後までお読み下さりありがとうございました!湧別町滞在日記は全5回となりましたが、全部見て下さった強者はいらっしゃるのでしょうか…!笑
たった1ヶ月弱のことだったけど、地域のこと、仕事のこと、将来のこと、色々考えることができた濃い時間でした。
今は新しい滞在先(岡山県西粟倉村のあわくら温泉元湯)にきて早2週間が経ちます。ここでの日記も投稿したいけど、昨年の9月で旅投稿が止まっているインスタも更新したい…!笑
自分のトロさに嫌気が差すけれど、私が今できること/すべきことは、凹んで足を止めるのではなく、コツコツと前に進むことである。
ってなわけで、次は何編にしようかな🤭
気長にお待ちください〜!