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めくるめくボタンに囲まれて気分はハリーポッター

「良い服はボタンで決まる」
お洒落な母もよく口にしていたし、家庭科の先生もおっしゃっていました。

サロペットが完成に近づくにつれ、ボタン選びの日が待ち遠しくてワクワクした数日間。
「このサロペットは何色も使ってある生地だからボタンで印象違うだろう」と考えながらのミシンはとても幸せです。

ようやくその日がきてボタン屋さんに行き
「これもいいな!やっぱりこっちかな?うーん」
と悩む時間が楽しくてたまらない。
大袈裟かもしれませんが、その日はまるで子どもがテーマパークに行く日の朝のよう。

お店に入ってボタンホールを開けてもらいたいところと必要なボタンの数を伝えます。
「どうぞお選びくださいね。」と言われますが素人には到底選びきれないボタンの数。
それにこれまで仕立て屋さんやお誂えのお洋服とボタンの相性を見てこられたプロは経験値が違います。そこで「ありがとうございます。見せていただきます。できればおススメのものもいくつか選んでいただきたいのですがよろしいでしょうか。」とお願いをします。

天井近くまで積み上げられたボタンの箱。
リボン、フック、肩パッドにファスナーいろんな資材の後ろに埋もれたボタンの箱もあります。お店の方は中身をご存知なの?と興味をそそられます。
私がそんな事を考えてボタンを眺めている間にもお店の方は脚立に登ったり降りたりを繰り返して、数種類のボタンの箱がショーケースの上に集められています。

(↓こちらはNYの手芸店。素晴らしい品揃え!)

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さて、そうして集められたボタンがサロペットの隣に置かれるのですが

「これがいいですよ。」とおっしゃる事はなく、「こちらの方が合うかしら。ちょっとキラキラしすぎね。ブルーがよろしい?それとも黄色っぽいのを見てみましょうかね。」とても柔らかくて丁寧な接客をしくださいます。

この時間がたまらないのです!まるでハリーポッターに出てくるオリバンダーの杖屋にいる気分!頭の中は映画の曲が流れています。

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私の反応をすかさずキャッチして、候補から外れたボタンたちを脇へと寄せていかれるプロの手つきも感動ものです!

こうして、めくるめくボタンに囲まれながら素晴らしいプロの技と接客にうっとりしてボタンの値段も気にならなくなった頃に最終候補として出揃ったのがこちらの三点。

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決まったボタンはこちら ↓


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キラキラと美しく、くぼんだ形がマリークヮントのロゴみたい。

『これにします!』

『600円ですがよろしいですか?』 ←×2=1200円

もちろんです!ジェットコースターにも観覧車にも乗って、ハリーポッター気分になれたのですから!!


この贅沢は自分で服を作るからこそのお楽しみで、その一着を仕上げるために型紙作りや仮縫いから頑張ってきたご褒美だと思っています。

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私だけの一着を縫う楽しみ

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( ↑ こちらもNYの手芸店 )


#ソーイング #ボタン #サロペット #服作り #海外パターン #播州織 #私だけの一着を縫う楽しみ #ハリーポッター #ミシン



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