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「不動産鑑定士試験攻略法」

 この度は当ブログにアクセスしていただきありがとうございます。
 この記事では、令和二年度の不動産鑑定士試験に合格した際に行った効率的な勉強方法について紹介しております。また、本試験の全論文式科目の答案を公開し、各設問の回答についてなぜそのように回答したのかについて徹底的に解説しています。鑑定理論・論文に関しては、安定して得点するために重要な答案構成の作成方法についても説明しています。また令和二年の本試験問題を回答するにあたり行った答案構成についても説明しています。そして私が行った暗記方法についても紹介しています。本記事を参考にして効率的に勉強を行い、他の受験生と差を付け、より確実に合格を目指してください。

 ~記事の内容~
1.「効率的な勉強方法」(各科目共通)
・学習すべき内容について(内容・時間配分)
・使用した教材について
・勉強のスケジュール(勉強開始から本試験までの具体的な学習計画)
・勉強時間の目安について

これから勉強される方が、効率的に勉強し合格するためには何を学習していれば良いかを説明しています。この勉強方法をそのまま真似るだけでも着実に合格を目指せます。

2.「令和二年本試験の答案の解説」
・令和二年不動産鑑定士論文式試験の全科目の答案(書き起こし・写しの写真)
・回答についての解説(回答した理由・把握した題意・行った答案構成などについて)

問題文の後に、回答の書き起こしを記載し、なぜその文章を記述したかなどについて適宜説明しています。鑑定理論・論文については、問題文を読み、題意を把握し、答案構成を行う様子を事細かに説明しています。これを読むことにより、実際に本試験の問題を解く際に、どのように取り組めばよいのかが分かります。また、安定して得点するために欠かせない答案構成の方法についても身に付きます。

3.「暗記方法」
・暗記アプリを使った効率的な暗記方法について

 この試験では膨大な暗記量と向き合わなければなりません。短期間で基準・留意事項のほぼ全てを暗記した暗記方法を説明しています。

~合格体験記~
 私は不動産鑑定士試験の勉強のためTAC本科生の1.5年コースの講座を受講しました。勉強期間は、1年と4か月でした。オプション講座は利用しませんでした。勉強時間は全科目合計で約1800時間でした。大まかな内訳としては、行政法規100・鑑定理論短答式対策150・民法250・経済学150・会計学250・鑑定理論(論文と演習)1000です。一般的には約2000時間の勉強が必要と言われているこの試験で、短期間かつ短時間で合格でき、本試験の順位は17位(合格者135人中)でした。試験勉強の環境としては、劣悪な職場環境で働きながら受験生活を送っていたため、勉強時間をあまり確保できませんでした。そのため効率性を追求して、勉強方法・学習範囲・暗記方法を独自に編み出した結果、合格することができました。さらに鑑定理論・論文は176点/200点と、トップクラスの高得点を叩き出すことができたため、非常に効果的な勉強方法を考えることができたと実感できました。
 受験生活の流れとしては、令和元年3月から勉強を開始し、令和元年5月の短答式試験に合格しました。その後、令和元年の8月から勉強を再開し、令和二年の論文式試験を受験し合格しました。令和二年度の本試験は2か月半ほど延期があり、受験生のレベルは過去最大級に上がっていたのではと思います。そのような最中で、教材を絞り、短い勉強時間で上位合格できたことを嬉しく思いました。この勉強方法は、短答式試験を短期間で突破し、翌年度の論文式試験を本命にしている方に特におすすめです。また、論文式試験の勉強方法に不安がある方や、短期間での合格を目指している方にもおすすめです。
 本試験当日は、下敷きを用意しておらず、急いで近くの文房具店に買いに行きましたが、B5サイズまでしか売っておらず、下敷きを使わず回答を行いました。というのも、本試験の回答用紙は、表紙を含めてホッチキスで止めてあったため、普段の答練のときと勝手が違いました。紙四枚下に敷いた状態で文字を書くのは慣れていないと違和感があります。A3やB4サイズの下敷きを用意しておくと良いかもしれません。
 それでは以下の記事を参考にして、勉強・本試験、頑張ってください。

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