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第13号 紆余曲折。 



ゼミ内報告会で発表してきた!

きたる7月29日、卒業プロジェクト前期のまとめとしてゼミ内での報告会で発表してきた。
これは意外にも緊張しなかった。
そして夏休みの後にある「中間報告会」それへの練習も兼ねているのだ!
聴衆として集まった人は20名ぐらいといったところかな。
中には音楽専攻の先生や、他ゼミの学生も含めて
ゼミ内の他の卒プロチームと順番に発表した。

僕はパワーポイントをほぼ数日の間に作ってしまい、
発表自体はねーさんに任せる感じとなった。
正直、少し改善点とか話し合うことが多く、うまく進むことばかりではなかったけど、その日に向けて作業を行った。

その時に発表した内容では、船岡山コンポストで完成した堆肥は、船岡山周辺もしくは精華大前での休耕地に活用するという予定だった。
そうやけど、これから話す「紆」(=曲がりくねってしまう出来事)が待ち受けていたのであった。

卒業プロジェクトをみんなに説明するのだ!

紆余曲折の「紆」

ゼミ教員大下先生より、オンラインで僕達2人に紹介したい方がいるということで、僕達はコウゾウさんという男性と画面越しにお会いすることになった。
僕は初対面かと思っていたら、実は大宮交通公園やそのほかいくつかのイベントでお会いしたことがある方だった!
先生が紹介したかった元々の理由として、コウゾウさんは精華大前の休耕地を購入した人でこれから活用を考えられている方だった。
その休耕地と堆肥をうまく繋げられないかということで、今回お話しさせていただくことになった。

結論で言うと、休耕地への堆肥利用については問題はなかった。
むしろ、活用してくださることへの感謝などはあるそう。
しかし!
それで卒業プロジェクトへの「メッセージ性」は担保できるのかという疑問を呈示してくださった。
そう、コウゾウさんは、テレビ局で勤められていたことがあり、番組作成の経験もある方なので、その経験から培ったことを僕らの卒業プロジェクトの内容を問う形でアドバイスをくださった。
コウゾウさんは番組をプロデュースするときに視聴者に対して何を「メッセージ」したいか、ということを考えてこられた。
まさに今、それが僕達に欠けている部分かもしれないといいツッコミをいただいたのだ。
できれば船岡山で完成したものは、できれば地域の人と、できれば地域の手でできるようなものがいい。
そうして、例えで船岡山公園にある花壇に、地域住民と花を植えるワークショップがあれば、地域の中での資源の循環というところでより良いかもしれない。と話してくださった。

船岡山にも花壇がいくつかある。

「なるほど!」という思いでいっぱいだった。
確かに遠からずとも近からずという我らが精華大学付近で活用するのも一つの手ではある。
でも、船岡山公園内での循環、コミュニティ作り、それが本来の目的ではなかっただろうか。
今一度自問自答をしたところで、話が収束し、コウゾウさんにお礼を言ったところで少しねーさんと話し合い、この日は終わった。

土として変身したコンポスト!

元落ち葉とは考えられない!

そして夏休み中のコンポスト観察を何回かしたところで、
迎えた10月。

ついに、コンポストに投入していた米ぬかや落ち葉やバーベキューの灰、コーヒーかす、全てが一緒くたになって土になっていた。
自然の不思議をヒシヒシと感じた!

ふかふかの寝床ということで昆虫(多分、カブトムシとか?)の幼虫が土の中でおやすみしていた。
畑での活用を断念して、船岡山にどう堆肥を還元するかを考えた矢先、
堆肥は完成!
この紆余曲折はのちにいい展開となっていくのであった。
ありがとうございます、コウゾウさん。

つづく


ライター:ヤマグチ コウタ
(京都精華大学メディア表現学部4回生)

協力してくださった味方:コウゾウさん
            

実績解除:「客観的に疑え!」
  EXP:+100p(お話していた時の僕のあいづちの数)

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