MVNO格安SIMへの不信感
最近、スマートフォンに関する講師として様々な場所で講義を行う上で非常に感じることは、格安SIMという言葉に対する不信感や偏見を持った人がすごく多いということだ。この新しいものに対して不信感や、偏見、先入観をもつことが多いのが日本の特徴の一つであるともおもう。
しかし、これらの先入観や偏見によってどれだけの不利益をもたらしてきたか数えきれない。もちろん何でもかんでも信じ、用いることはおろかであると思うが、しっかりと知識を身に着け、試してみるということも大事であると思う。こう思うのは、多くの人が知らずして語っているからである。
講義の最中、一度質問された内容が、「格安SIMって犯罪に使われてるものですよね?」というものだった。無論、その可能性はゼロとは言い切れない。それは大手キャリアでも同じことが言える。しかし、格安SIM=犯罪というような、本来の意味とはかけ離れた認識は大きな間違いである。
こういった無知を恐れるのではなく、無知からネガティブイメージのみを信じ込み偏見や先入観から知ろうとすらしない姿勢は、これから新しいものがたくさん出る世の中で大きく損をする要因となるだろう。