今朝乗る通勤電車から
2024.3.8
暦の上では啓蟄、と言って土の中で眠っていた虫たちも、もぞもぞ、と地面に這い出てくる季節らしいのだが、東京方面は積雪のニュースがトップを飾り、立春を過ぎても、桃の節句を過ぎても、春はまだかと待ちぼうけ。
今朝乗る通勤電車からも、分厚い雲が車窓の上部を占めていて、でも大阪の街に近づくにつれて、だんだん青空が染み込んできたみたいで、きょうの空はなんだかぬるい。
会社での仕事は波があって、出来たと拍手したくなる日もあれば、足がすくむほど逃げたくなる日もあって、お金と時間を縛られたなかで、温度計の赤い目盛りみたいに、上がったり下がったりを毎日繰り返してる、いつか辞めたい、辞めてやる、こんなところ絶対辞めてやる、と、あんまん食べながら言うあの子みたいに逞しく生きられたら。
次の駅で到着だ。