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19/20 セリエA ここ一番ゴール&アシストランキング(暫定)

はじめに

皆さんこんにちは。飲料水と勝手に名乗っている者です。好きなことはスポーツ観戦(特に野球、サッカー)、アニメ鑑賞、ゲーム、果物や生クリームを食べる等々…といったところでしょうか。

今回noteを始めたきっかけですが、最近TLで見かける色々な方のnoteの記事を読んで刺激を受け、自分も何かしら書いてみたいと思ったためです。

それでは本題(タイトルの「ここ一番」について)

まずタイトルについてですが、カレー屋さんとは何の関係もございません。ごめんなさい。

この「ここ一番~」の元ネタですが、2013年8月13日に現代ビジネスさんのほうで掲載された連載記事の中で、阪神タイガースの前監督である金本知憲さんが提唱した(?)「ここ一番打率」というものになります。

「ここ一番打率」とは金本さんが重要視している「6回以降の同点から2点ビハインドの間」に限定した得点圏打率のことを指します。いくら得点圏打率が高かろうが、大差で勝っているときのタイムリーには意味がなく、いかに試合を決めるような一打を打てるかが肝心だという考えですね。

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こちらがその「ここ一番打率」になるのですが、金本さんすごいですね。言うだけあってとても高い成績を残しています。恐らく現役の頃から意識されていたのでしょう。単純な打撃成績や連続フルイニング出場はもちろんのこと、併殺が極端に少なかったり前述の成績が優れていたりとNPB屈指の名選手であることがわかりますね。なのにどうして監督はああなった()

(それはそうと新井さん…きっとツラゲ連発していたのでしょう)

ちなみに元記事はどういうわけか削除されており、現在は閲覧することができません…まとめサイトに当時の記事についてのスレがまとめられていたのでそちらのリンクを貼っておきます。http://blog.livedoor.jp/rock1963roll/archives/3863812.html

セリエA ここ一番ゴール&アシストランキングについて

今回の企画は、先ほど説明した「ここ一番打率」をサッカーに当てはめてやってみよう!というものです。

セリエAをチョイスした理由は単に私が好きだからですw コロナの影響によって中断していたセリエAも6月20日より再開される予定で、6月13日早朝にはコッパイタリアの準決勝ユベントスvsミラン、翌日には同じく準決勝ナポリvsインテルも行われました。ミランを応援していた私としては、ユベントスに勝つことができず決勝に進むことができなかったのはとても残念であるのですが、カルチョが帰ってきたということに喜びを感じています。

まだシーズンが完結していないため暫定という形ではありますが、セリエAにおけるここ一番でのゴール、アシスト、その2つの合計、それに加えクラブごとのゴール数の4つのランキングを出し、誰が1位なのか、誰が多くチームの勝敗にかかわるゴールやアシストを挙げているのかなどについて調べていこうと思います。

調査にあたって

野球の場合、「ここ一番」の条件は「6回以降の同点から2点ビハインドの間」となっていましたが、これをサッカーに当てはめていきます。ここでは「60分以降の同点、または1点ビハインドの状況」と定義したいと思います。

また、セリエAは現在第26節まで終わっていますが、第25節に関しては一部まだ行われていないカードが存在するため、第25節を除いた第1節~第26節の25試合から集計していくものとします。

調査に使ったデータはwhoscoredというサイトのものです。

予想

ここで、実際に調べる前に立てた予想を記しておきます。

・状況的に、敗戦の多い下位クラブの選手は上位に来ないのでは?

・ユベントスは終盤に帳尻合わせてくるイメージがあるため上位にランクインしてくるだろう

・得点も失点も多いアタランタもかなり多いのではないか?

ざっとこんな感じでしょうか。皆さんは誰が1位に輝くと思いますか?それでは、カウントダウン!

ここ一番ゴールランキング

()内数値はシーズンゴール数(第25節のゴールも含む)

※・・・現在は退団

第3位 2ゴール

ドゥヴァン・サパタ (アタランタ) (11)
リカルド・オルソリーニ (ボローニャ) (7)
クシシュトフ・ピョンテク (ミラン※) (4)
マルコ・マンコズ (レッチェ) (8)
マルコ・カルデローニ (レッチェ) (3)
アンドレア・ベロッティ (トリノ) (9)
マルコ・ファラオーニ (ヴェローナ) (3)
ファビオ・ボリーニ (ヴェローナ) (2)
ニコラ・ミレンコビッチ (フィオレンティーナ) (3)
ガエタノ・カストロヴイッリ (フィオレンティーナ) (3)
マッティア・バーニ (ボローニャ) (4)
アルカディウシュ・ミリク (ナポリ) (9)
ドメニコ・ベラルディ (サッスオーロ) (9)
ジェレミー・ボガ (サッスオーロ) (8)
フェリペ・カイセド (ラツィオ) (8)
テオ・エルナンデス (ミラン) (5)
アンテ・レビッチ (ミラン) (6)
ロドリゴ・デ・パウル (ウディネーゼ) (5)
ファビオ・クアリャレッラ (サンプドリア) (9)

第2位 3ゴール

セルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ (ラツィオ) (4)
ジョアン・ペドロ (カリアリ) (16)
クリスティアン・クアメ (ジェノア※) (5)
アンドレア・ペターニャ (SPAL) (11)
ゴンサロ・イグアイン (ユベントス) (5)
クリスティアーノ・ロナウド (ユベントス) (21)
マノロ・ガッビアディーニ (サンプドリア) (6)

第1位 4ゴール

ルイス・ムリエル (アタランタ) (13)
ロメル・ルカク (インテル) (17)
チーロ・インモービレ (ラツィオ) (27)
ガストン・ラミレス (サンプドリア) (5)

やはり上位には名だたるストライカーがランクインしますね。今季の得点王を獲得しそうなインモービレ…失礼しました。得点王はなるものであるため、「得点王の称号を獲得しそうなインモービレ」という表現に改めたいと思います。この御時世思わぬツッコミが入るかわかりませんからね、自衛は大事です()

しょうもない話は置いといて、インモービレなどは総得点の割にはもっと数字が高くてもよいのでは?とも思えますが、これはいついかなる状況であっても点を決めていることの表れでしょうね、FW全体に言えることですが。反対に中盤やDFの選手もランクインしています。試合終盤の競った展開に限定しているため、普段の得点王争いでは見ることのない名前がちらほらと。

さて、1位はCL圏内クラブのストライカーばかり…ん?そうです、なんとここにサンプドリアのガストン・ラミレスさんがいます!シーズン5ゴールなので純度も高いw きっとサンプドリアサポには印象に残るゴールばかりなのでしょう。ちなみにこのうちの2つ、第23節トリノ戦の70分の同点ゴールと75分の勝ち越しゴールなのですが、サンプドリアに加入した吉田選手がベンチ入りした試合ということもあって見ていた方も多いのではないでしょうか?私も見ていたのですが、ガストン・ラミレスが立て続けにスーパーゴールを決めたのでとても印象に残っています。

ここ一番アシストランキング

第3位 1アシスト

あまりにも数が多いので省略させていただきます…(ごめんなさい)

第2位 2アシスト

()内数値はシーズンアシスト数(第25節のアシストも含む)

ガエタノ・カストロヴィッリ (フィオレンティーナ) (2)
エリック・プルガル (フィオレンティーナ) (3)
ホセ・カジェホン (ナポリ) (6)
ドリース・メルテンス (ナポリ) (4)
パオロ・ギリオーネ (ジェノア) (5)
アレハンドロ・ゴメス (アタランタ) (10)
ラファエル・トロイ (アタランタ) (5)
ロドリゴ・パラシオ (ボローニャ) (3)
ロドリゴ・ベンタンクール (ユベントス) (6)
ゴンサロ・イグアイン (ユベントス) (4)
ラジャ・ナインゴラン (カリアリ) (6)
ステファノ・オカカ (ウディネーゼ) (2)
フィリッポ・ファルコ (レッチェ) (3)
デヤン・クルゼフスキ (パルマ) (7)

第1位 3アシスト

ルイス・アルベルト (ラツィオ) (12)

さすがルイスアルベルト、セリエAアシストキングは伊達じゃない!といった感じでしょうか。ギリオーネは過去にミラン移籍の噂があったようななかったような。来季ユベントス移籍予定の有望株20歳クルゼフスキがいれば、38歳ベテランの味、技術と三つ編みがキラリと光る(???)パラシオがいるのもいいですね。私はセリエで頑張るおじさんたちを応援しています!

ここ一番ゴール+アシスト数ランキング

第2位 ゴールアシスト合計4

ルイス・ムリエル (アタランタ) (4G0A)
ロメル・ルカク (インテル) (4G0A)
チーロ・インモービレ (ラツィオ) (4G0A)
ジョアン・ペドロ (カリアリ) (3G1A)
ガエタノ・カストロヴィッリ (フィオレンティーナ) (2G2A)
ルイス・アルベルト (ラツィオ) (1G3A)

第1位 ゴールアシスト合計5

ガストン・ラミレス (サンプドリア) (4G1A)
ゴンサロ・イグアイン (ユベントス) (3G2A)

ゴール部門で1位だったガストン・ラミレスさんはここでも1位に輝きました、おめでとう!そしてもう一人はなんとピピータことイグアインさん。勝負どころではおとなしいイメージのある選手だったので意外でした。そういえば今季のイタリアダービーでは終盤に勝ち越しゴールを決めてめちゃくちゃはしゃいでましたねw 2位には現在あまたのビッグクラブからの関心が寄せられているヴィオラ所属、22歳のカストロヴィッリ。さらには前半戦カリアリ躍進の立役者の一人であろうジョアン・ペドロ。

チーム別ここ一番ゴール数

()内数値はシーズン総得点(第25節も含む)

1位 11ゴール アタランタ(70)、ラツィオ(60)、サンプドリア(28)
4位 9ゴール   ユベントス(50)
5位 8ゴール  インテル(49)、カリアリ(41)、レッチェ(34)
8位 7ゴール  ナポリ(41)、ボローニャ(38)、フィオレンティーナ(32)、
ヴェローナ(29)、ミラン(28)
13位 6ゴール パルマ(32)、ジェノア(31)、ウディネーゼ(21)
16位 5ゴール サッスオーロ(41)、トリノ(28)、SPAL(20)
19位 2ゴール ローマ(51)、ブレシア(22)

1位にセリエA1位2位の得点数を誇るアタランタとラツィオがいるというのはとても理解できるのですが得点数セリエA15位のサンプドリアさんもなぜかいますw ガストン・ラミレス、ガッビアディーニ、クアリャレッラの3人で9ゴール挙げているのでそりゃそうだという感じですが。サンプドリアというクラブはロマンチストなのでしょうか?さぞかし終盤勝負強いクラブなのでしょう!(なお順位) 

あとはだいたい順当かなあと思いきや!ありました。ローマです。順位表ではCL圏内まで勝ち点3差の5位、チーム得点数リーグ3位の51点を挙げているローマが2ゴールで最下位です。こういう尖ったものが出てくるとやってる身としてはテンション上がっちゃいますね!(荒い鼻息) 早いうちにリードし、そのまま逃げ切るタイプなのでしょうか。別の見方をすると、終盤競った展開をものにできていればCL圏内に食い込んでいたかもとしれないと考えることもできますね。

今後の展望とか

今回は「60分以降の同点、または1点ビハインドの状況」としましたが、「80分以降にすべき」だとか「2点ビハインドも含めてよいのでは」などとも考えたりもします。もう少し条件を検討して記録しなおすのもよいかもしれませんね。

本当はここで「今季が完結したら完全版を出したい!」と言うべきなのでしょうが、記録の集計も記事を書くのも自分にとっては大変で、ずぼらな私がやり遂げられるのか?と言われるととても自信がありません。助けて蒼井翔太ー。

野球のほうで「ここ一番打率」を出すのも楽しそうだなあと思いましたが、サッカー以上に大変なので誰かやってください!お願いします!

最後に

注意点ですが「ここ一番ゴール」の数が多いからといって勝負強いとは言い切れないと思います。逆もまた然り。「頻繁に途中交代する選手が不利」だとか「FWなどは単純にゴール数が多いだけだから」などなど理由を挙げればキリがないと思います…

これは一つの数字遊びみたいなもの、あくまで「ふーん」とか「へぇー」とか思っていただければと思います。「そもそも野球の考え方をサッカーに持ち込むこと自体が間違っている」という意見もあるかもしれませんが、まったくもってその通りかも…

しかし、条件を設け機会を限定して成績を見てみた結果、見えてこなかったものが見えたときの面白さはなかなかよいものです。

最後になりますが、ここまで読んでいただきありがとうございました。いよいよセリエAも再開ということで、私は最終的に誰が「ここ一番ゴール」ランキング1位になるのかひっそり注目しながら見ていきたいと思います。もし今回の記事の内容が、皆様の今後のセリエA観戦を楽しむお供の一つになるようなことがあれば幸いです。ほな、また……。

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