愛の日々
最近は会社の仕事(マネジメント)にハマっちゃって、社会活動的な意味で引きこもりをやっていた。今年は特に人と会う機会が少なくて、その中で自分なりに楽しくやっていたつもりだった。
でもやはりバランスを崩していたんだと思う。
年始に能登で大きな震災があった。
情報収集にSNSを見ていたら、昨年展示を見て感動し、その足で訪問して絵を買った好きな作家さんが、家が潰れた瓦礫に埋まって出られなくなっている投稿を見つけた。
ライブカメラを見ていたら、朝市通りから火が上がっていることに気づく。(1月1日は、テレビの情報よりSNSやライブカメラを見ていたほうが少し早かった)
私の好きな人は燃えてしまうのだろうか。
夜中の2時に燃えている火の近くまで寄っている人をSNSの写真で見つけた。
まだ店が燃えずに残っている。このSNSの人に声をかけようか。
…でも人には人の生活があるから…
夜中の3時、潰れた家は燃えてしまった。
暗いベッドで丸まって、3時間ほど泣きながらずっと見ていた。もうこの人は新しい絵を描くことはない。これから先はもうないし、なんなら何も残らないのかもしれない。
寝落ちして朝6時、煙が燻っていた。火は止まった。
別に病院に通うほどではないけど、やっぱり人前では笑えないなと思った。あったかい話や雑談なんてできないし、こうして人と少し距離を置くようになった。
数か月して特に問題ない状態になった時には、人と会うことを全く忘れて穏やかな日常を送っていた。
それから少し経って、日常に些細な違いが出てきた。会社の後輩たちとの距離がなぜか近づいて、旅行に誘ったり自分のプライベートを話してくれたりするようになったのだ。
とてもびっくりした、会社ってこんなんだったっけ?動揺は体に出て元気になった反面、仕事が忙しかったのもあってすごい疲れた。人と仲良くできるのか不安だった。
そんなときが昨日、モテアマスが爆破される日がついに来た。会社の同僚の結婚式のあと、横浜から車で向かう。
ついたらみんながいた。
コバに手を振って、ひでと最近の服とアクセサリーいいねって話をして私もタリスマンを作ってみるよって言って、かきおと今月末発売のポケカのゲームをやろうねって約束する。りゅーいと建った家を見に来る話をする。
いつものことだけど、イベントのときは混んでいるから疲れて、勉強部屋の端っこにすわる。せいやくんがアーカイブサイトを作っているのを見る。
あれ、私はなんでモテアマスだとこんなふうに緊張しないでみんなと遊べるんだろうとふと思う。
サイトを作っているせいやくんに、会社の子たちがかわいくて困るんだけど、なんでこんなにかわいいのか(意訳)質問してみた。
すると「みんなお姉さんだと思って安心して、心を開いているんですよ」という答えが返ってきた。
めちゃくちゃ腑に落ちた。たしかにひでもかきおもせいやくんもりゅーいもかわいい。なるほど、私はここでいつも何気なくみんなを可愛がって生きてきたんだったね…!(Good job せいやくん)
まーくんとみゆまる、ぶちょーとギャラさんもやってきて、出迎えてもらったり、出迎えたりした。みんなかわいい。
うれしくなって、ぞのとカズキタにも話しかけてみる。カズキタは「今日もエロいね」と言い、ぞのも「エロい目で見てますよ」と言っていた。
そう、我々は結婚してもしなくてもお互いをエロい目で見ていて、何も変わらない。
私たちはいつもこうしてここで、愛し合ってやってきたんだった。そういうことを思い出した。
そして、別にそこが会社でもいいし、モテアマスがなくなってもたぶんそうやってやっていく。
マキタが私を出迎えてくれたときに「るかが退去の時に貼った紙あるよ〜」と教えてくれた。何書いたんだったかと思ったら、
私は、2018年にぼろぼろになって会社をやめて放り出された時に「せっかくだからこの際独立しちゃおう」とフリーランスになるタイミングで、10日住民としてモテアマスに入居した。
その頃はまだモテアソブはなくて、カズキタさんの会社の仕事をもらって、そのままなんだかんだフリーランスとしてふわっとやっていけちゃって、当時はこばや筋肉と社畜部屋を回していた。
いま、マネージャーをやってる会社の仕事をモテアソブに依頼できて、とっても助かってる。こういうことだよね、こうして私たちはやっていくんだ。
アーカイブサイトのリンクチェックをしながら、そんなことを思っていたよ。チェックだけだけど、最後の爆破プロジェクトに関われてうれしくなった。願わくは、これからもこんな未来が続けばいいよね。
概念への解脱おめでとう🎉
私たちの生活がアーカイブになってうれしいね👇️
https://archive.moteamasu.jp/